映画「新聞記者」★★★★★ |  teruの日々雑感 ~そして~

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この前の日曜日(6月30日)、映画を観てきた。

 

観た映画は「新聞記者」

 

 

シム・ウンギョン、松坂桃李ダブル主演の社会派サスペンスである。

 

この内容を映画化したのは大したものである。

参院選のタイミングで上映というのも大したものである。

そして、参院選告示日にこの映画の記事を書くのも大したものである(笑)

 

 

現政権では「森友学園疑惑」「加計学園疑惑」「文書改ざん問題」「情報隠蔽問題(疑惑?)」他…お友達内閣や忖度官僚によるいろいろな問題が起こっている。その関連による自殺者まで出ている。

 

 

今までなら、ひとつひとつが政権運営の窮地に繋がる中身なのであるが、内閣支持率は40台前後という不思議さ。でも、その理由は明確である。野党が野党だからねってこと。だって、民主党時代の面々が残っている野党に政権を任せるのだけは嫌という国民意識は変えようがないもんね。なんたって、民主党は内輪揉め生徒会というレベルの政権運営だったから。

 

希望はもうこの人くらいなんじゃない?(笑)

 

 

で、映画の内容はと言うと

情報操作の術を手にした政権と、情報の発信先として選別されるメディア。要は、小池新党の時の「排除します」的な状況。その結果、国民に真実を伝えるはずのメディアまでが政権に忖度をするようになる。

 

 

政権に都合の悪いことは伝えないか、都合の良いように伝えるか、あるいはあいまいな表現にするメディア。これではジャーナリズムとしてのプライドもミッションも何もない。そこに立ち向かったのが望月記者であり、東京新聞である(映画では吉岡記者と東都新聞)。

 

ただねぇ、都合の悪いメディアを政権がこれだけ露骨に叩くと、他のメディアは腰が引けてしまうよね。そこを狙っての露骨さなのだろうけど、それでいいのかねぇ。

 

 

とか言いながら、「それでいいのか」と言うだけの自分もいる。そこを何とかしようというのが、自分にとっては投票行為なのである。しかし、(また話は戻るのだが)野党が野党だからねぇ(笑)

 

この映画の最後のシーンであるが、こうやって真実は隠されていくのだな…と思うと悔しかったねぇ。

 

松坂桃李が最後に発した

 

聞き取れない言葉

 

あれは

 

「ゴメン」

 

だったよね。