アポロ5:初期レビュー |  teruの日々雑感 ~そして~

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アポロ5 (銀河)

 

 

硬度:38度

厚さ:2.2㎜
重量:55g

 

粘着性

それほどは強くないが、微粘着よりは強めといった感じ。質感的にキョウヒョウ系の粘着ラバーとは違い、見た目的にいかにも粘着といった感じではない。それでもしっかりと打球時の粘着は感じる。個人的にはアポロタイプの質感が好きである。

 

硬さ

カチカチに硬いという感じではなく、程よい硬さである。バック面でも十分に使える硬さという感じである。ドイツ硬度で46~49度あたりであろうか。ただ、シートも硬いためにスポンジ硬度以上の体感硬度ではある。これが40度のアポロ5であると、かなりの硬さだろうね。

 

弾み

弾みはそれほどではない。前・中陣向けラバーと考えた方が良いであろう。

 


オフェンス

 

ドライブ

何といっても粘着の引っ掛かりが良く、回転をかけやすいことが挙げられる。もちろん、回転量は十分以上で鋭い弧線を描く。このことをまず最初に感じた。粘着好きにはたまらないラバーではないだろうか。

 

スピードと弾みはそこまで出るわけではない。昔ながらの硬め粘着ラバー(シート部分)に、少しだけテンションの要素(スポンジ部分)を取り入れたラバーであるね。何となくだけど、キョウヒョウプロ3ターボオレンジに近い引っ掛かりと打球感であると感じた(スピードと弾みはプロ3ターボの方にあるが)。

 

ループとシュートドライブが良いね。この辺も粘着ラバーの特徴を出しているラバーのように思う。

あと、台上のチョイドラも良い。相手の下回転のボールを、一旦シートに張り付けて、そこからキュッと擦り上げる上回転がけっこう面白い。これ、楽しくて病みつきになった(汗)

 

カウンターは、硬め粘着故に反発力が強いわけではないので、自分から振りきらないと威力が出ない。

 

スマッシュ(ミート系)

特にやり難さはなく、初速は速いのだが、その後の伸びにもう少しスピード感が欲しい気がする。なので、少し擦り気味に打って威力を増すか、遅くてもナックルを意識した打ち方をする方が良いかもしれない。

 

フリック・チキータ

初速は速いのでフリックはけっこう効果的と思う。他は上のミート系に準ずる。

チキータについては、引っ掛けて曲げるタイプと当て擦り気味にして鋭く曲げるタイプのどちらも可能。どちらかというと、引っ掛けて曲げるタイプの方が面白いし、粘着の強みを生かせる。

 

 

ディフェンス

 

ブロック

粘着で引っ掛けたブロックを意識してコントロールする必要がある。あるいは、ナックル気味に返す当て方も良いが、その場合、ナックルの変化量や相手の回転の影響をいなすのに少し気を遣う。

 

ツッツキ・ストップ

ツッツキの切れはこのラバーの特徴の一つである。。ツッツキでポイントを取れるほどの切れである。ただ、アポロ2の方が切れと打球感のバランスが良かったように思う。

ストップもやりやすい。硬めラバーなので、台上で弾まないことが作用している。ただ、ブロックの項でもふれたが、相手の回転の影響には気を付ける必要がある。

 

 

サーブ

 

下回転はもちろん、どの回転のサーブでもガッツリ切れる。

最初は、自分のイメージより距離が出ないかも知れない(ここは慣れの問題であるが)。それでも十分に切れているのだから、しっかり擦ることが出来きてさえいれれば、最強クラスのラバーと思う。

ただ、自分的にバック面ラバーなので、サーブを出す頻度が少ないことが残念(汗)

 

 

以上。

 

では、アポロ5を簡単に言い表すと

 

〇回転量が(大迫級)半端ない。

〇ツッツキでポイントを取れるほどの切れ。

〇アポロの中で一番性能が高い。

〇引っ掛かりが強く、その後の操作性も良い。

〇価格が安い(コスパが高い)

△昔ながらの粘着ラバー要素がある。

●もう少しスピード感と弾みが有れば良い。

●50g前半のヘビー級ラバー。

 

といった感じ。

 

自分的には、継続するとしたらバック面での使用となる。基本性能が全て備わっているラバーゆえに、逆に大人しい部分も垣間見えるので、アポロ5をバックにして安定を求めたいかなと思う。

合わせるラケットであるが、このラバーの特性を生かすラケットは、どちらかというと弾みの少ない、木材感の強いものが良い気がする。