ハリル氏の会見から見えるもの |  teruの日々雑感 ~そして~

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あまり気持ちの良い記者会見ではなかったね。

 

 

ハリルホジッチ氏が納得しての解任ではなかったのだから、仕方のない会見内容ではあると思う。

それでも、「私は日本の永遠のサポーターです」「日本、これからも頑張ってください」という真摯な言葉も聞かれた。これにはとても嬉しく思うとともに、とても申し訳ないと思う気持ちを持った。

大会二か月前の解任なんて、世界的に見ても珍しいことである。

 

その理由を「選手との信頼関係やコミュニケーションが薄れたため」と伝えられたハリルホジッチ氏。

会見では「戦績が悪いという理由ならわかる」と述べ、上記の理由については否定していた。そして、「それは2人なのか」とも述べている。その2人とは本田選手と香川選手を指しているのだが、特定の名前を会見では出していない。

 

いやあ、そりゃそうだよね。二か月前にもなって「選手とのコミュニケーション不足」とかの理由で解任となると、いろんなことを勘ぐっちゃうよね。

実際にも、その二人は、最後の頃は試合に使ってもらえなかったり、招集外になっていたりした。そして、その二人は戦略的な面で監督と激しく議論をしていたようである。それらの話の前後はハッキリ分からないが、ハリルホジッチ氏にとってみれば扱いにくい選手となっていたのであろう。

本田選手は利己主義的なところがあるので、その部分も含めてやっているなとは思うが、香川選手については純粋に戦略的な側面だけの激論であったようである。実際にも、ハリルホジッチ氏の「縦に速く」、「デュエルに強く」という、これ一辺倒では日本の良さは出てこない。日本の良さを戦略に入れることを拒み続けた結果の出来事であろう。

 

解任の通達後に出てきた情報として、解任前にその二人が協会に直接話していたとか、二人のスポンサーからクレームがついていたというものがある。まあ、これは事実なのであるとは思う。あとは、最近の監督の体制作りや選出・船籍等も含めての協会の判断だったのだろう。

 

人にものを伝える作業というのは難しいものである。

伝える方は、残された環境への二次被害を防ぐために、出来る限り当たり障りのない妥当と思える言葉を見つけて伝える。

伝えられた方は、その言葉に納得がいかない場合、言葉の裏にある事情を読み解こうと考える。

まあ、お互いにいい意味でも悪い意味でも大人の対応となるのだろうが、後味の良くない事象である。

 

自分的には…

これは、二か月前まで引っ張った協会の責任が大きいと思う。協会の手際のまずさにあると思う。

監督と選手のコミュニケーションを問題としていたようであるが、結果的に言えば、協会と監督のコミュニケーションにも問題があったのだと思う。

大会の結果が良くても悪くても、大会終了後に協会は何らかの形をとるべきであろう。