では、レビュー四連チャンの第2弾
ドニック「ブルーストームZ2」
※昨日のZ2の画像と代り映えしないが、これがZ2。
ドニックさん、もう少しパケの識別化を図ってぇ(汗)
硬度:47.5度(硬度計を用いた全体硬度は45度)
厚さ:MAX+
重量:46g
硬さ。
硬度計測定だと、Z1は46度でZ2は45度。
でも、実際はZ1の方が柔らかく感じる。
Z2はメーカー表値の47前後という感じ。
弾み
後陣でも大丈夫だが、直線弾道なので、中陣までがベストかな。
オフェンス
ドライブ
弧線は低めで、直線的弾道。
金属音はZ1よりあるかなという程度。
なので、鳴り響くという感じではない。
擦り系は難しいね。
下回転を持ち上げようとして擦り上げても、低く前方向に飛び出していく。
台の下からだと、打球が台の角にぶつかったりする。
このラバーは、打点を落とさないで、高い打点でドライブすることが必要なラバーだね。
食込ませ系か弾き系のドライブは威力充分である。
スピード感もたっぷりなので、低弾道と相まって相手に攻撃されにくい。
攻撃はされにくいが、返しのボールも早くなるので、前陣にいつまでもいると忙しい(汗)
回転量はスピード系としてはあると思う。
しかし、スピン系と比較すれば物足りない。
これ、スピード系の宿命(泣)
Z1同様に引っ掛かりが良く、しっかりと弾いてくれる。
この辺にブルーファイアM1ターボと似た打感がある。
ただ、ホント直線弾道なので、いつものスピン系バックと同じ扱いをすると、ボールがネットに一直線する。スリップして落ちている感覚でもない。何だろうなぁ、これ。
まずは、必要以上に面を被せてはいけないね。ラケット面を少し立て気味にし、面のかなり下側に当て、思い切り当て擦る要領が必要なラバーである。まあ、これは回転を掛けることを優先した打ち方で、単純に弾く感じで打っても大丈夫っちゃ大丈夫。
スマッシュ(ミート系)
いいねぇ。これだけはピキーンっと乾いた金属音が鳴り響く。
硬めスピード系ラバーなだけあって、鋭い弾道のスマッシュである。
少しナックル気味の軌道の変化もみられる。
ディフェンス
ブロック
ブロックの弾道も直線的。
サイド系の変化を加えると、ますます直線になる。
ちょっと気を遣うが、慣れれば攻撃的なブロックなので、カウンター気味に使うと面白い。
ツッツキ・ストップ
切れはあるね。イイ感じの切れである。
ただ、ポーンと飛び出していく感じがある。
弾道が低めなので、浮くことはないが、長短のコントロールに気を遣う。
もういっそ、速くて長い攻撃的なツッツキ一辺倒の方が良いのかも。
フリック・チキータ
弾き系は優れているので、面の角度だけ合わせるだけで良い。
でも、弾くだけだと長くなりやすいので、安定を求めるならば、少し意図的に擦る感じも加えないといけない。ただ、擦り過ぎるとネット一直線なので、その加減がちょっと難しい。
チキータは弾き気味の方が良い。その分、横の変化は期待できないが。
サーブ
切れはまずまずある。
それほどやり難いとは感じなかった。
ただ、ナックルロングだけは当て方や落としどころを間違うと、ネットがサッカーゴールとなるので要注意(汗)
以上。
では、ブルーストームZ2を簡単に言い表すと
〇とにかくスピードが素晴らしい。
〇直線弾道なので、反撃されにくい。
〇ミート系は微妙にナックル変化をする。
△コスパは高いが、性能を考えると、Z1よりは低い。
△クリアな打感(これが嫌な人には合わない)
●直線弾道なので、ネットには注意が必要。
●上記と被るかも知れないが、必要以上に面を被せてはいけない。
といった感じ。
Z1と比較すると、辛めのレビューになった。
自分はスピード系が苦手というともあるので、そこは割り引いて記事を理解してほしい。
バックで叩く・弾くが得意な人、スピード命の人には良いのかもしれない。
最後に
このラバーはけっこう面白い部分もあるので、もう少し継続してみようと思っている。