最近は雨が降る日も増えてきました。

先日は、台風でもないのに関東では風雨も強い日がありました。

 

さて今回はグレーディングできないコインの話について書いていきたいと思います。

グレーディングができない主な理由には

 

1)偽物である

2)本物かどうか怪しい

3)著しい欠点がある(洗い、ベンドなどの激しいもの、付着物があるなと)

などがある。

 

上記のほか グレーディング会社の対象外のコインというものもあり、これはくせものです。

アメリカの制裁国(北朝鮮、キューバ、イランなど)のコインは、アメリカに送付してのグレーディングは実質できません。

回避方法としては、香港に送付してグレーディングするという方法もありますが、以前にキューバのコインをこの方法でお願いしましたが、今は受け付けてくれるかは分かりません。

 

グレーディングの受付会社で、グレーディングできないと分かれば良いのですが、中には出してみないと分からないものが一番のくせものです。

 

それでは、私が出してダメだったものをいくつか紹介したいと思います。

 

1)インドALUPAS OF UDUPIパゴダ金貨 3.62g

 

このコインは、象のパゴダよりは希少で たしか1~2万くらい高く買った記憶があります。

今は象のパゴダ人気で価値は抜かれているでしょうが・・・

 

このコインは、PCGS でも NGCでもグレーディングできませんでした。

明確な理由は分かりませんが、どうも特定できないということみたいです。

私が調べた状況は下記の通りです。

 

実は、このパゴダ金貨は、ALUPAS OF UDUPI のものだといことは、分かったのですが、フリードバーグのカタログを見ても、画像が一部しかないこともあり、

F 248b、c、d、e、249a、b、c、250 のどれだか良く分かりません。

重さからすると、249c にあてはまりそうですが、デザインが違うんですよね。

タイプによりますが、カタログ価格は、$650~1,000 (VF-EF)くらいです。

象のパゴダよりは、高かったので、カタログ価格の高い分類になればいいな。

W社さんでも、特定できないせいか 「F 248~250 12世紀~15世紀」と記載されていました。

 

2)英領ヴァージン諸島 1ドルプルーフ銀貨 発行枚数:500枚

このコインも NGCでグレーディングできませんでした。

このコインは、ブラックルテニウムでコーティーングされており、と金がほどこされています。

明確な理由は示されていませんが、たぶん ブラックルテニウムコーティングが要因かなあ と思っています。

 

3)イギリス クインズビースト と金銀貨 発行枚数:100枚

 

このコインも グレーディング対象外となりました。

このコインがグレーディングできない理由は、よく分かりません。

 

というのは、一部と金の下記銀貨は、グレーディングできているのですよね。

 

作製がオフィシャルでないということでしょうかね。

 

オフィシャルでないようなコインやメダルもグレーディングされていたりするので、これこそ出してみないとグレーディングできるかどうか分からないという気がしました。

スピンクで作製されたメダル(表:ヤングヴィクトリア、裏面:スリグレ)でもグレーディングできたのに・・・

 

グレーディング対象外のものでも、しっかり鑑定料は取られるのは、納得いかないですが、輸出入しているので仕方ないかと諦めています。

 

日本コインオークションのカタログが届きました。

安く落札できないかなあ と思いますが、落札は難しい気がしています。

 

つづく