最近は、いろいろと忙しく過ごしておりました。
心の余裕がないとなかなか趣味に目が向かないものですね。
久々の投稿になります。
今回は、コインは、どれくらいだと少ないと感じるか をきっかけに少々書いていきたいと思います。
集めている分野によって感じることは、違うと思いますが、私が感じたことを書いていきたいと思います。
<私の場合>
{日本の現代貨幣を集めていたころ}
このころは、昭和62年の50円(発行枚数77.5万枚)や500円(277.5万枚)が少ないと感じていました。
流通から昭和62年のものを探してみましたが、50円も500円も見つかりませんでした。
もっとも、77.5万枚分は、ミントやプルーフセットの発行だったので、50円は見つかるはずもなく、500円でも見つからなかったので、200万枚クラスでも少ないと感じていました。
ただ、記念硬貨の発行枚数:10万枚クラスの銀貨では、発行当時の価格より安く入手できる場合もあるので、日本では、10万枚というのは価値を維持すらできないのかなあと感じました。
また、発行枚数が数千セットのミントセットやプルーフセットであっても、発行時の価格から、それほど値上がりをしている気がしないのは、残念な気もします。
{外国コインを集め始めたころ(2014年ごろ)}
当時の憧れのまとだったナポレオン3世 有冠の100F の発行枚数は、一番多いものでも、1869Aの2.9万枚 「えっ!!少な」と感じました。
コイン本の影響で2012年ごろは、ヤフオクでも100万円近くになっていたと聞いたことがありましたが、2014年頃は、コイン商、コインイベントで有冠100F 自体を見かけることも少なく、状態の良いものは売っていませんでした。ヤフオクでも たしか1869A MS61が60万近くした記憶があります。HAでもMS62が$3800を超えていた記憶があります。
日本発の人気の影響でこのころでも、世界中のコインイベントで有冠100Fが品薄で、一時見かけなくなったことがあったとのことです(コイン商から聞いた話)
という状況で、有冠100FのMSのものをW社さんに探してもらったのですが、見つかるまで、半年以上かかりました。
また、ナポレオン3世100Fが品薄だったので、エンジェル100Fに目が移った記憶も
エンジェル100Fは、発行枚数が多い年号でも3万枚程度でした。
こんな感じでスタートしたので、発行枚数3万枚は、少ないとは思えない感じになってきました。
集めるものが変わると大きく感覚が変わりました。
ちなみに聞くところによると、ナポレオン3世100Fは、20年前くらいまで、準地金として位置づけられていたころもあるようで、100Fでも5~7万で買えた時代もあったとか。うらやましいかぎりです。
では、このころ私が少ないと感じるのは、約5千枚以下でしょうか。目標としてアルバニアの100FA 500枚のものが欲しいなあと思ったのもこのころでした。
<某コイン商の場合>
私がカルチャーショックを受けたことは、「発行枚数が100枚くらいのものでも、比較的簡単に手には入れられるので少ないとは感じない」という発言でした。
実際、発行枚数50枚のものや、数枚クラスのものでも在庫にあったこともあり、納得しました。
ある時に「どれくらいだと少ないと感じますか」と聞いたことがあり、たしか数枚レベルと聞いた時は驚きました。
私の話に戻すと
ひょっとすると 「私でもコインを選べば、少ないものを入手できるかも」 と思えました。
残存数は分からないので、発行枚数が少ないという切り口で集めるのも面白いかと思い着手してみました。
当初は、価格面もあるため、マイナー貨が中心でした。
アルミ貨(102枚)、銅貨(20枚)といった感じです。
ただ、今になって思うと、マイナーや金、銀貨以外、人気のない国のものなどは、価格も低迷したままという感じがします。
私でも、発行枚数が100枚以下のものを入手できることに驚きました。
ただ、発行数の少ないものは、取引事例も少なく相場をつかみにくいのが難点です。
逆に思うことは、コイン商の仕掛けもあるかもしれませんが、雲上の女神、羊のダカット、英領インドのモハールなど 数量はある程度あり、定常的にある程度流通できるものが値が上がっている気がします。
つまり、数が少ないだけで上がるのではないということです。
基本的には需給関係で決まると思いますが、以下のことは影響している気がします。
人気(国)×コイン材質×残存数(コイン商の仕掛けを含む場合あり)×コインの状態=コイン価格
今までで思うことは
・コイン市場は小さく、日本での需要だけでも、世界の相場を変えてしまうことがある
・何が上がるかは分からない
皆さんは、発行枚数がどの程度だと少なく感じますか。
つづく