一時的な円高の正体 | 輝之の投資道 ~初心者編~

輝之の投資道 ~初心者編~

「お金」と「心」そして「自然」との関係を徹底的に追求することによって「やりたいことをやり続ける人生」を送ることができる、そんな真の投資家になる方法を研究しています。

世界的な有事が起きた場合円高に振れる傾向があります。

テレビのニュースなどでは
「安心感がある円に買いが集まっている」と言われることも
よくあります。

本当にそうでしょうか?

ドルに比べて円が本当に安心でしょうか?


世界のマーケットの構造を少し読み解いてみます。

投資家は世界で一番金利が低い円を借りて
世界各地で投資をしています。

有事が起きると、当然リスク回避をする必要があります。

投資家たちはどうするでしょうか?

ひとまず、投資から手を引いてキャッシュにするのです。

もちろん、全部ではないでしょうしそれぞれの判断で
全く動かない人もいます。

ただ、全体の割合としてはそう行動する人が多いということです。


当然キャッシュにしたら、いくら低金利とはいえ
借りていたお金を返します。

つまり、円を借りてドルやユーロなどの外貨に交換して
投資をしていたわけですからその逆の行動をします。

外貨が円に変えられるということは、円相場はどう動くでしょう?


日本で大震災が起きた時でさえ直後は円高に振れています。



私は、ファンダメンタルはほとんど気にしません。

気にし始めるとチャートの動きを予想し始めるからです。

その予想にはどうしても期待感が入ります。

期待感の入った「予想」は無意味だと思っているからです。


それは、いくら根拠があっても丁半バクチの域をでることは
ありません。


すべてがチャートに現れます。


そのチャートの後ろには売り買いしている人達の心があります。

その心がどちらを向いているのか。

上を向いている人が多いのか、
下を向いている人が多いのか。

それだけしかありません。

もちろん、その人の資金ボリュームも関係してきます。


それを見極めてついていくだけです。

そこに「予測」はありません。

常にロスカットを入れて向きが変われば手仕まいすればいいのです。

これは、トレンドフォローの順張りに言えることです。


逆張りは少し意味が変わってきますが
「予想」をしないという点では同じです。


短い足のトレードをしている場合は指標発表の時間だけは
気にしています。

その重要度だけ気をつけてトレードを組み立てています。

指標の結果や要人の発表の内容も全く気にしません。

そのあたりはほうっておけばチャートが織り込んでくれます。


常に変化し続けるチャートと素直に向き合うことが
一番大切です。