下の数値を見てください。
これが、勝てるトレードルールを作っていくための
基本中の基本です。
R倍数と勝率とプロフィットファクター(PF)の関係です。
R倍数 勝率 PF
0.1 0.91 1
0.5 0.67 1
1.0 0.50 1
1.5 0.40 1
2.0 0.33 1
2.5 0.29 1
3.0 0.25 1
3.5 0.22 1
4.0 0.20 1
4.5 0.18 1
5.0 0.17 1
5.5 0.15 1
6.0 0.14 1
6.5 0.13 1
7.0 0.13 1
7.5 0.12 1
8.0 0.11 1
8.5 0.11 1
9.0 0.10 1
9.5 0.10 1
10.0 0.09 1
10.5 0.09 1
11.0 0.08 1
11.5 0.08 1
12.0 0.08 1
参考までに、計算式も書いておきますね。
PF=(R倍数×勝率)÷(1-勝率)
勝率=PF÷(R倍数+PF)
数字が苦手な方はこの式まで覚える必要はありません。
安心してくださいね。
上の表が何を意味しているかだけ理解できれば大丈夫です。
それでは、表の説明です。
プロフィットファクターはすべて1になっています。
プロフィットファクターが1ということは
その期間の総利益と総損失が同じということです。
つまり、プラスマイナスゼロです。
ここに全てのトレードの基準をおきます。
私たちは、利益を出すためにトレードをしています。
プロフィットファクターが1以下になってしまっては
意味が無いのです。
上の表の数字が最低ラインだということです。
わかりやすい数字で見ていきましょう。
R倍数が1.0の時、勝率は0.5(50%)になっています。
R倍数が1.0ということは平均利益と平均損失が
同じということです。
例えば、10回トレードしたとして平均利益が5万円で
平均損失が5万円になります。
このようなトレードだと、勝率が50%あればプラスマイナス
ゼロでプロフィットファクターが1になります。
ここから利益を大きくしようと思えば
R倍数か勝率のどちらか(あるいは両方)の数字を
大きくする必要があります。
そうやって、トレードルールを検証して改善していきます。
そして、R倍数と勝率のバランスを見極めるのに
上の表が役に立ちます。
たとえば、
R倍数をもっと伸ばせるのであれば勝率は逆に少し下がっても
プロフィットファクターが今より良くなるからやってみよう、
というように考えていきます。
少しトレードの全体像が見えてきましたか?
初心者の方には、まだまだハードルが高いと思いますが
今は「そんなこともあるんだなあ」という程度で
見ておいていただければ大丈夫です。
トレーニングをしていくうちに少しづつわかってきますから。
それでは、次回は前回の二つの例を参考にしながら
実際のトレードではどう考えていくのかをお話します。
(つづく)