赤ちゃんがお母さんのおっぱいを、
無心に1点を見つめながら、
ゴックンゴックンと飲んでいる姿を見ていると、
赤ちゃんが必死に力強く生き抜こうとする力を感じます。
赤ちゃんがおっぱいを吸い始めて2~3分すると、
母乳がじわーっと、ツクツクツクーッと湧いてきます。
ほんの20~30秒間のことですが、
その時赤ちゃんは、ごっくんごっくんと、
ゆっくりのリズムで下顎をしっかり上下に動かしながら
母乳を飲み込んでいます。
ひとしきり飲んだら、
ちゅくちゅく吸ったり、
休んだりします。
そうしたら反対側のおっぱいに変えて、
また湧いてくるまで飲ませます。
それが、母乳の飲ませ方です。
左右それぞれ1湧きずつ飲ませても、まだ落ち着かなければ
もう1回飲ませてみてください。
母乳を飲ませる時間は、10分以内のこともあります。
寝る前は少しゆっくり飲むので、
20分くらいかかるでしょう。
新生児期からこのリズムではなかなかできませんが、
3か月過ぎころには 上手に、楽に授乳ができるように
なっていただきたいのです。
赤ちゃんが、ごっくんごっくんとおっぱいを飲んでいる時の
お口をよく見てください。
口角が140~160度位しっかり開いており、
上唇が上にめくれて、
下唇もしっかり下に広がって、
お乳が湧いてくると同時に顎関節を大きく
ゆっくり動かして、ひとくちひとくち飲み込みます。
乳頭だけちゅくちゅく吸っていたり、浅く飲んだり、
乳頭をぺたんこにつぶして飲んでいると、
吸われたとき乳首が痛いし、
湧いてるのかどうかよく解らないし、
上手に飲めないため、授乳の時間が長かったり、
飲んでもすぐに泣いたりします。
上手くいかなかったり、よくわからないときは、
できるだけ早く、助産院におこしください。
この、ごっくんごっくんと飲むことが、
母乳を飲むことの意義なのです。
栄養や免疫等については、
皆様よくご存じかと思いますので
後日、書きたいと思います。
この授乳が、1日8回前後、毎日続くのです。
朝も昼も夜も大体3時間ごとに
授乳します。
顎をしっかり動かして飲むことで、
もちろん顎の発達が良くなります。
そして、頭がい骨にもその振動は伝わり、
頭蓋内への血流も良くなります。
ようするに、脳への血液循環も良くなります。
また、全身の血液循環も良くなるのです。
授乳すると赤ちゃんの手足が温かくなったり、
夏場は授乳するだけで、
赤ちゃんがびっしょり汗ばんだりしていることもあるでしょう。
授乳は、赤ちゃんにとって、無意識に全身運動をしているのです。
全身の血液循環がよくなり、
体の動きはますます良くなり
周りへの好奇心も旺盛になり、よくわかるようになります。
とても良い刺激となっているのです。
母乳の子は堅肥りになります。
授乳自体が全身運動となるからです。
