登場人物
そしてお互いに ずっと前から一緒にいたような感じは 更に強まった
家族のような温もりが とても心地よかった
テルは座り込んで暫く泣き続けた
その間魔王は 「よしよし」 と頭を撫で 自身も泣いた
テルは目を赤くしながら 「ごめんマオしー もう大丈夫だよ」
「あら もういいの?もっと泣いてていいのよ」
「いや もう十分だよ でも何だか不思議なんだよ 私達
ずっと前から一緒にいたような気がするんだ」
「あたしも同じ事を思ってたのよ 今日はずっと一緒だったでしょ
それが当たり前みたいな感じがしてたのよ」
「私もそうなんだ ミナと同じかそれ以上に身近な感じがしてさ
なんでだろう 不思議だよね」
「前世か何処かで 家族だったのかもしれないわね(^_^)」
「うん きっとそうだよ(^-^)」
「さぁじゃあやるわよ あなたの体を治しましょう ここに座って」
魔王はあぐらをかいて 太ももをポンポンと叩いた
「え?こう?」 向かい合って座ろうとするテルに
「さすがにそれはやりにくいわね 後ろ向きに座ってちょうだい(^_^;)」
「あぁ そうか そうだよね(^_^;)」 後ろ向きに座ると
魔王はテルの腰のあたりに 手をまわした
「痛くも苦しくもないから 目を閉じて楽にしててねぇ」
「はい お願いします」
目を閉じると テルの全身を紫色のオーラが包み
段々明るさを増していった オーラはグルグルと回転すると
拡張しながら スーッと消えていった
「はい 終わったわよ どんな感じ?」
「えっとねー」
テルはスッと立ち上がり 体を曲げたり捻ったりしてみた
「うん 軽い!今まで感じてた違和感みたいなのが全くない
それに傷跡も全部無くなってる 信じられないよ(*´-`)
ありがとうマオしー 本当にありがとう
絶対に治らないと思ってたから 夢みたいだよ
言葉では言い表せないくらい嬉しい
私は新しい人生をもらったんだね どうやってお礼すればいいのか分からないよ 」
「いいのよ あたしがやりたくてやったんだから 気にしないでぇ」
「でもまた魔力使わせちゃったけど 大丈夫なの?」
「まだまだ大丈夫よぉ魔王の魔力を甘く見ないで欲しいわねぇ┐(^д^)┌」
「それはお見逸れ致しました(^_^;) でも凄いなーその能力は
魔族の人って死ななくていいんじゃないの?」
「本人の生に対する執着度の問題ね 見切りをつけたら自分で逝くのよ」
「そうなんだ まぁ数百年生きてたら 嫌になる事もあるんだろうね」
「そうよぉ あたしも何回か もういいかなって思った事もあるわね」
「そっかぁ 見切りをつける前に会えて良かったよ(^_^;)
じゃあ取り敢えずお風呂に入ろうよ」
「そうね 全裸で立ち話もなんだわねf(^_^)」
「でも 自分の裸を鏡で見てるみたいで 全然恥ずかしくないんだよね(^o^)」
お風呂の中でも散々喋り ふざけ合い 部屋のソファーでも飲みながら
散々喋りふざけ合ってたら あっという間に朝になりました
「ヤブァイ マオすー 朝にだっちゃっだ こでかだ寝たら チックアブト 間にあばだい」
(ヤヴァイ マオしー 朝になっちゃった これから寝たら チェックアウト 間に合わない)
「あだ ほんどねぇ でぼだいぞーぶ あだすのばじゅづで どむ前にぼどせどぅかだ」
(あら ほんとねぇ でも大丈夫 あたしの魔術で 飲む前に戻せるから)
何を言ってるのかよく分かりませんが 要するに 魔術でどうにか出来るようです
魔術って便利ですねー(棒)
シャキーン( ・`ω・´) 魔術でリセットされた体調は絶好調!
「よし!マオしー これから三次会だ」
「駄目よ 今のは一日一回だけ 続けてやると頭がおかしくなるから禁止よ」
そこにレイから通信が来た 《おはよう 起きてたか》 「いや 寝てないだけだ」
《おいおい 大丈夫かよ》 「マオしーにリセットしてもらって
体調は絶好調だよ(^□^)」
《お!例の回復魔術か?やってもらったんだな よしよし
幾つか解析出来たから チェックアウトしたら ラボまで来てくれ
あぁ それと そこの朝食 美味しいから ちゃんと食べてこいよ》
「レイからだった ここの朝食美味しいから 食べたらラボに来てくれだって」
「あらそぉ じゃあ食べましょう ここで待ってればいいのかしら?」
「いや 会場まで行かないと 最上階みたいだね」
「え?最終回?」
「いや 最上階だ もはやお決まりだね これ(  ̄▽ ̄)」
朝食会場は最上階で 凄く眺めのいい所だった
焼きたてのパンの香りが食欲をそそる 数種類のスープとジュース
焼き物 揚げ物 そして煮物にサラダバー デザート
特に焼き物と揚げ物は 目の前で調理したアツアツを頂ける
ビュッフェ形式なので 何を食べようか迷ってしまう
一通り選んで 席についた マオしーは 少し驚いた様子で
「こちらには色んな調理方があるのねぇ」
「え?そう?普通だと思うけど」
「あたし達の世界には煮ると焼くしかないのよ」
「そうなの?揚げるとか蒸すとかはないんだ それはちょっと寂しいね
でも味はいいんでしょ?」
「味は二の次なので 取り敢えず摂取出来ればいいって感じかしらねぇ」
「えー同じ食べるなら少しでも美味しくって思わないの?」
「あたし達は魔力で色々補正出来るから 別にかまわないのよ
その代わり 魔力をチャージする時の高揚感は最高よ(^_^)」
「何でも魔力なんだね(^_^;) でもこっちの料理は好きでしょ」
「えぇもちろん! 食べる事がこんなに楽しいなんて 思ってもなかったわ
ノエも言ってたけど 口に入れる度に美味しいって思うのは 幸せな事よねぇ」
「うんうん 美味しい食べ物を魔界でも流行らせたらどう?」
「それいいわねぇ 誰か修行によこそうかしら」
「一流シェフに弟子入りってのも同盟の条件にしたら?
鉱石だけじゃ吊り合わないよ」
「そうしましょう 魔界の皆も喜んでくれるはずだわぁ」
「料理って言えばうちのミナは天才だよー 一度食べた物なら
同じ食材がなくても そっくりな味にしちゃうんだ 全く驚きだよ」
「そうなのぉ じゃあミナちゃんを 連れて帰って 師匠にしようかしら(^o^)」
「えーそれはちょっと困るなぁ 私もスーも料理は苦手だから
まともな物が食べれなくなる」
「じゃあこうしましょう 一度魔界に来てもらって コピーマタを作りましょう」
「コピーマタって?」
「容姿 人格 経験を全て複製出来る人形よ」
「へーそれもまた凄いアイテムだね(゜O゜;」
「ただ 二体しかないから 安易に使えないのよ」
「二体あるならスーのも作ってよ 例えコピーでも
ミナ1人じゃ可哀想な気がするんだ」
「優しいのね そこのところはミナちゃん本人に聞いてからにしましょう」
「そっか 私達だけで決めてもねf(^_<;」
「ちょっと気になったんだけど あの坊や 力を上手く使えてないようね」
「あぁ ジンの事?あんなデタラメな力は 他に使ってる人がいないからね
誰にも教われないよ」
「ねぇあなた達 魔界に来る気ない?」
「え!?魔界に行ったら 誰か教えてくれるの?」
「えぇ 少なくても 制御のやり方位は教えてやれると思うわよ」
「なら是非お願いするよ 毎回寝込む程負担がかかるのは良くないと思うし」
「そこよ 段々寝込む時間が長くなるはずよ」
「でも ジンはおかしな人格になってるから 素直に行くかなぁ(^_^;)」
「元の人格に戻してあげるわよ ただ 現在から戻したところまでの
記憶は無くなるけど いいかしら?」
「説明がめんどそうだけど やるしかないね」
4人で魔界へ行く事に?おかしな展開になって来ました
誰が責任とるのこれ(  ̄▽ ̄) 取り敢えずレイのラボに来ました
「おーいレイ 来たぞー」
「おぉ あっ魔王様 おはようございます 昨夜はどうでした?
テルはちゃんとお世話出来てました?」
「はい おはよう とてもいいお部屋で 楽しい時間を過ごせたわよぉ」
「徹夜で楽しまれたようですね^^ それで 着けてもらったブレスレットから
データを幾つか解析出来たので 今から説明しますね」
「えぇ 是非とも お願いするわぁ」


