登場人物

 

  テル    魔王

 

  レイ    ミナ

 

  スー      Noimage 総支配人

 

ここからは私 ミナがお話しします。

 

皆で乾杯した後  普段見ないような色々な料理が運ばれて来て  ネェチャンと魔王様は 

美味い美味いって競うようにバクバク食べて   お酒もグビグビ飲んで 

すっかりいい気分になってました   

 

レイさんはまだ仕事があるとかで  飲まなかったんだけど  

飲みたそうでした なんだか可哀想(^_^;)  

 

魔王様はこの世界の鉱石を一定数持ち帰る事を同盟条件にしたいと言って 

レイさんは 魔族の不老長寿と完全回復の秘密が知りたいと言ってました

どちらの条件も確認しないといけない事があるので 

それが済めば同意出来るって事で  話しはまとまったようです(^-^)  

 

みんなすっかり打ち解けて 私とスーちんは いつの間にか魔王様の事を 

ノエママって呼んでましたw   私達の呼び方も 

ちゃんなら普通に言えるって事で  ミナちゃん スーちゃんて呼んでもらえました 

最初から確認すれば良かったね(^_^;) 

そんなこんなであっという間に時間は過ぎ 3時間経った時 

ホテルの総支配人て人が  挨拶に来ました

 

「レイ様 いつも当ホテルのレストランをご利用頂きまして 

誠にありがとうございます。本日の料理は 

いかがでございましたでしょうか?」  

 

「うん どれも美味しかったよ やっぱりここにして良かったよ」  

 

「ありがとうございます ご満足頂けて嬉しゅうございます。

まだまだご歓談頂きたいところではございますが 申し訳ございません 

そろそろ閉店のお時間となります もし宜しければ 

二次会のお席もご用意出来ますが いかが致しましょうか」

 

「あぁ もうそんな時間か それは済まない すっかり時間を忘れていたよ(^_^;)」  

 

「いえいえ そのように楽しい時間を 提供出来ましたのなら 

本望でごさいます お詫びなど とんでもございません(^_^)」  

 

「じゃあこれで散会するよ 会計して」  

「承知致しました 本日もプラチナカード決済でよろしかったですか?」  

「いや 今日は任務扱いだから 後日振込みでいいかな?」  

 

「はい 結構でございます ではご退室の際カウンターにてサインだけお願い致しますね。

では皆様 お忘れ物の御座いませんようにご準備の上ご退室下さい 」 

終始笑顔のまま総支配人は出て行きました  

 

「おいレイ お前どこぞのセレブかよ」  

「いやいや  一応接待とかもしなくちゃいけないので 

面倒だからいつもここを使ってるんだよ f(^_^)」  

 

「へー知らなかったなぁ てか二次会行かないのかよ」  

「だから仕事が残ってるって言ってるだろ ブレスレットの解析とか色々あるんだよ 」  

「あぁ あの不発の原因な」  

「まぁそれも含めて色々だよ」

 

「魔王様 ではブレスレットをお返し下さい」  

「はい 不発の件 よろしくお願いするわねぇ」 

「分かりました 明日までには  何らかの理由が分かると思います 

では今夜はこのホテルに泊まって下さい  テル   魔王様はこの世界の物には

不慣れだろうから  お前も同じ部屋に泊まってお世話をしてくれ」  

 

「あぁいいぜ ジンも明日いっぱいは寝てるだろうし マオしー 

これから部屋で二次会やろうぜ」  

 

「え?20回?」  

 

「いや 二次会だ 要するに ここの続きをやろうって事だよ」

「そうね やりましょう でもその前にお風呂に入りたいわねぇ」 

「じゃあ一緒に入ろうよ  マオしーの体に興味あるんだよw」 

「あらそう?あたしもチェルしーに興味津々よぉw」  

 

「まぁ今夜は二人で好きなように過ごして下さい(^_^)」  

 

「ミナとスーはどうする?夜遊びして行くか?(*´∀`)」  

「もう食べられないし飲めないから帰るよ」  

「お腹いっぱいだね~  私もお風呂入りた~い」  

 

「ミナちゃんとスー君はホテルの人に送ってもらうから 

よし じやあ出よう 忘れ物ないようにね」

 

出口のカウンターでは 総支配人が待っていました 

 

「レイ様 ではこちらにサインをお願い致します ハイ それで結構でございます   

皆様本日は大変ありがとうごさいました お泊まりのお客様 

チェックインは済ませてございますので このカードキーをお持ちになって

直接お部屋にお向かい下さい  お帰りのお客様 エントランスにて

スタッフがお待ちしておりますので  お声がけ下さい 

 

それと これは次回ご利用の際にお使い頂けますクーポンでございます 

ご会計の際にお見せ下さい

ではレイ様 またのご利用を心よりお待ち致しております 

私はこれにて失礼致しますが 何かございましたら  

遠慮なくスタッフにお申し付け下さいませ 本日は誠にありがとうございました」  

 

そう言うと深々と頭を下げた後  総支配人は去って行きました  

 

「ふぅ…しかしよく喋る人だな」  

「全く無駄がない さすがプロって感じだな」  

「あたしの魔具が発熱してるわぁ かなり負担がかかったみたいねぇ」  

「アハハッ 魔力も追い付かない早さってかw」  

 

「さてじゃあ私は帰る  みんな今日はありがとう また何かの時には頼むよ」  

「レイさん ご馳走さまでした とっても美味しかったです  

じゃあネェチャン ノエママのお世話は任せたよ(^_^)」  

 

「あぁ任せとけって」  

「ノエママ 明日は家に来て下さいね 待ってますから」  

「えぇ お邪魔するわ お願いねぇ」  

「はい お休みなさい」 

「お休みなさ~い」  

 

「おーし じゃあ私達は部屋に行こう 20階だってさ」  

「やっぱり20回なの?」  

「うん 20階二次会だよ」  

「え?20回20回?」 

「…そうそう 20回やろうぜ  って 何やるのか知らないけど」  

 

部屋に入ったテルと魔王は 早速お風呂に入りました 

 

「あれーマオしー 私達と変わりないじゃないか 自分の意思で動かせる

凄いもんでも付いてるのかと思ったけど  全然普通じゃん」  

 

「何でも付け足せるけど  最初から付いてはいないわねぇ」 

「えっ 付け足せるの?ジヤアジヤア  こう言うのは付け足せる?」 

テルは腰のあたりで手をモゾモゾ動かして見せた  

 

「こんな感じかしら?」  変な形の物がにゅーっと出て  モゾモゾと動いた 

「うわーいいなこれ  ヘヘツ やらしいなー(*´∀`)  触っていい?」 

「いいわよぉ」 

「おぉー おぉー」   どんな物かは想像にお任せしますw

 

「魔族の体って便利でいいなー 私も魔族だったら良かったのになー」  

「そうねぇ 色々と便利な事もあるけど 魔力は使い過ぎると

一定時間動けなくなるから 気を付けてないといけないのよぉ」  

 

「でも魔石さえ持ってれば チヤージ出来るんじゃないの?」  

「魔石だけじゃ駄目なのよぉ 台座がないと魔力は取り出せないのよぉ」

 

「へぇ~そうなんだ じゃあ魔力を溜めるバッテリーと

取り出すデバイスみたいなのが必要って事かー」  

「何の事だか 良くわからないけど そんな感じかしらねぇ」 

 

「こっちの人間は魔術は使えないけど  科学は使えるから出来るかも 

レイに何とかしてもらおう(^-^)b」  

「それはそうと あなた 随分と傷跡だらけねぇ」  

 

「まぁ戦士にとっては勲章みたいなもんだから しょうがないよ 

ジンには悪いんだけどねf(^_^;)」 

「ここなんて相当ひどいじゃない 痛かったでしょぉ?」  

 

「この時は死にかけたからね  痛いなんてもんじゃなかったよ」  

「中は大丈夫かしら ちょっと触るわよ」  

「アハハッ くすぐったいよw」  

 

「少し我慢しててね  動くと良くわからないのよ」  

「我慢しろって言われても  イヒッ イヒッ」  

「うーん  あんまりいい状態じゃないわね  他はどうかしら」  

 

「くっ くすぐった イヒッイヒッ (^Q^;)」  

「ちょっとあなた  ほとんどの器官にダメージがあるじゃない 

よくこれでまともに動けるわね」

 

「レイに薬を出してもらってるから  何とかね」

「でもこのままじゃ 近いうちに動けなくなるわよ」 

「あぁ  うん  何となく 覚悟はしてたんだ  薬の効果も段々短くなってるし 

量も増えてるし でもどうしょうもないし」  

 

「あたしが治せるって知ってたんでしょ? 何で言わなかったのよ」  

「運命なら受け入れるしかないかなと思って…」  

「何言ってるの あたしがあなたと会えたのは運命だし 

あたしがあなたを治せるのも運命なのよ それに あなたが居なくなったら

何人の人が泣くと思ってるの? もっと命にしがみつきなさい!」  

 

「だって  だってさー カッコワルイじゃん  命乞いなんて  カッコワルイ…じゃん」  

「カッコ悪くたって生きてた方がいいに決まってるでしょ バカね」  

魔王はテルの頭をコツンと叩くと 体を引き寄せて抱き締めた 

 

「でももう大丈夫  今から治してあげるわよ」 

「…ありがと」( ノД`)…

 

テルは泣いた  子供みたいに声をあげて泣いた   魔王の優しさ 

母親のような暖かさに 今まで溜め込んでいた感情が一気に溢れ出した

 

「私  誰にも言えなかった  怖いなんて言えなかった   でも本当は怖かった  

ずっと誰かに助けて欲しかったんだよ  あー(ノд<)゚゚ ゚・

 

「分かるわよ  あなた 強くないといけなかったんでしょ? 

痛くても痛くない顔して   笑ってないといけなかったんでしょ?  

良く頑張ったわね   でもね 泣いたからって弱くなる訳じゃないのよ 

今日は泣きなさい   好きなだけ泣きなさい」 

 

魔王はそう言いながら ずっとテルの頭を撫でていた  

ノエが小さかった頃の泣き方に似てる気がして   愛おしくなった