前回の記事には、私と同じように精神疾患の子どもさんを持つ親御さんからコメントやメッセージを頂きました。
「親の気持ち」が共有してもらえるのは、やはり同じ立場の人だと思います。
ありがとうございます。

息子は幻聴や幻覚などはないので、具合が悪くない時は病気のような感じはしません。
このブログでも悲壮感は出ていないように、感じる人もいるくらいですから、私も楽しい事もあります。
今日は息子と関わった楽しい事を書きます。

母が亡くなって16年。
実家終いをした時に母の着物をこちらに持って来ました。
中には祖母の物もあります。
私用に作ってくれていたしつけ糸がまだ付いていた物もありました。
多くが大島紬なので、私はいつか着たいと思っていました。
母の着物を着る事が、生きている間の課題の一つだと自分で思っていたのです。

それがやっと去年から実現しました。
私が着物を着た時は息子が写真を撮ってくれます。
それも少しでも私が綺麗に映るようにとても工夫してくれるのです。
リビングの壁の前に立つのですが、「もう2ミリ左によって」とか「もう10度角度変えて」など、とても細かいこだわりで撮ってくれます。
息子がそのように撮ってくれた写真、そしてほとんどが母の50年ほど昔の着物と帯です。











三部式に縫い変えてもらったので、洋服を着る感覚で自分で着られます。

息子が「お母さん、おばあちゃんも喜んでるし、ええやん」と言ってくれます。