マザーテレサ、、、
尊敬できる人の一人です。
マザーテレサは、世界中どこの国に行かれても、
最重要人物として、VIP中のVIPとして遇されます。
そんなテレサが日本で行方不明になられたのです。
大変なことになったと大騒ぎ。
いや、大騒ぎに出来ないほど、大変なことでした。
SPをはじめ多くの方々が、静かに、そして必死に探し回り、
見つけたところは愛隣地区でした。
マザーは病気の浮浪者を介抱していたのです。
マザーにとって、自分のVIP待遇など、どうでもいいことなのです。
マザーは「あなたには生れてきた意味があるのです」と、
声掛けしていたのです。
ある日本人の女性が、マザーの生き方に感動して、
すべてを投げ打って、
カルカッタのマザーの運営する「死を待つ人々の家」に行き、
「私をボランティアとして手伝わせてください」
「頑張ります」と、申し出た時、
マザーが、その女性に言われたこと、
「あなたの国に、あなたの身近に、助けが必要人がいるでしょう」
「ここで無く、あなたの身近なところで、がんばりなさい」と。
二三年、聖人のもとで手伝いをして、満足をして帰っても、
それは、本質では無いのだということを、彼女は悟り、
自分の身近なところで、目立たずに頑張られたそうです。
見返りというか、誉れというか、
そういうものを、そうじゃないと言いながら、実は欲する。
無欲なんて、とても難しいものですね。
ノーベル平和賞の授賞式の時の食事の豪華さに、
「この食事は、いくらかかってるの?」
「このお金がいただければ、貧しい人の食べ物が買える」
テレサ以外の人が言えば、
恥ずかしい欲張りに聞こえるようなことが平気で言えるのも、
テレサのテレサたる所以というものでしょう。