小豆島高校、最優秀応援団賞!
またまた、どこからともなく嬉しい連絡が入ってきました。
「どこからともなく」
ほんとに、そんな感じの連絡です。
故郷を共有するものたちの心が集まって響いている。
そんな感じの「どこからともなく」なのです。
「小豆島は選手が17人。
応援団は、18人目の選手を意味する,
背番号18の赤いジャンパーを着てアルプス席を埋め尽くした。
選手との強い一体感が評価された。
閉会式で盾を贈られた高木駿弥・応援団長(3年)は
"島民が一丸となった成果が形として表れ、うれしい
盾は思ったより大きく、重かった"と笑顔で話した。」
こんな内容の記事を新聞で読ませて頂きました。
島を離れて30数年が経過しますが、
こんな私までもが、応援に駆けつけたご褒美を頂いた気分です。
私だけでなく、遠くから駆けつけていた懐かしい顔にも、
甲子園で再会し、共に声をからして応援しました。
そんなことを、島民ではない友人に喜んで話したら、
その友人の故郷の高校も選抜に出場していたのですが、
友人の話では、地元の高校なのだけれど、
部員の中で、地元の子は3人だけで、
出場していた9人の中で、地元の子は一人だけだったそうです。
友人いわく、
「小豆島高校の野球部が全員、島の子だったことに感動するなあ」
「これって、当たり前のことのようで、珍しいことやというのが、
ちょっと寂しい話やなあ」と。
私は、「へえ、そうなんや」と感想を持ちましたが、
まあ、この話に、大人の考えは混ぜんとこうと思いました。
故郷、子供時代、友人、仲間たち・・・
こんな美しい響きのものたちに、
「大人の発想」という言葉の響きは似合わないですね。
とにかく、娘時代に帰らせてくれた後輩たちを応援したことが、
最優秀になったことに、素直な喜びを感じています。
仕事に明け暮れる日々の中、ふと、深呼吸させてくれる、
この春の嬉しい出来事でした。