オンラインサロン「ココロのトレーニングジム」で月曜日の朝礼を担当しています。

今日はこんなお話をしました。

一部だけですがご紹介します。

 

カウンセラーの仕事は問題の解決ではなくて、相談者の思考の整理だと思います。

 

相談の内容を聞いていると、どれ解決したいの?

と思うように、抱えているストレスを一気に話すのが相談者さんの傾向です。

迷っているからカウンセリングにくるので、当たり前なのですがどう整理してあげたらいいのだろうか?

と日々のカウンセリングで感じるのでちょっとまとめて考えてみました。

 

先日、ステップファミリー(子連れ再婚家庭)の相談を聞きました。

 

・夫が継子に学費を払いたくないと言っていることに対するストレス

・家事の負担が多すぎて、自分の夢がかなえられないかもしれない不安

・家庭の金銭的なやりくりの不安

・夫がステップファミリーをどうとらえているのかの不安

・1つの家族感がないことに対する不安

 

いろいろな不安がありすぎて整理されてない感じでした。

整理されていない不安を相手にぶつけると、単にストレスをぶつけられているとしか受け止めてもらえなくて問題解決の話し合いが上手に進められない状態になります。

夫婦関係を悪くする要因です。

 

「引き算式に考えて、今一番解決したいことを整理しましょう」

 

人は「あれもこれもどうにかしたい」と足し算式に増やして、頭がごちゃごちゃしてしまう傾向にあります。

まずこれをやめて、シンプルにどの問題を解決したいのかを考えることです。

 

どの不安が一番大きいのか?

「家事の負担が多すぎて、自分の夢がかなえられないかもしれない不安」

が一番の不安の要因だったとしたら、自分の夢をかなえるためにどう考えたらいいのか?

そのことから夫と相談することです。

 

「キャリアを上げるために仕事時間を増やさなければならない」

だとしたら・・・

 

そのためには夫の協力が必要。

夫にどうしてほしいのか?

2人で解決できないことはアウトソーシングする方法もある。

そんな方法を2人で上手に話し合いできればいいだけのことです。

 

整理して考えるためのポイントは

 

1.自分軸で考える

相手がどう思うのか?はおいておいて自分がどうしたいのかを第一に考える

 

2.できることからやってみる

できないことにしがみつかない。

自分でコントロールできることからやってみる

 

3.自分の考えを大切にする

自分が感じた心を大切に思ったことをやってみる。

 

具体的には「見える化」することが役に立ちます。

思ったことを箇条書きで書き出してみましょう。

アウトプットすることで思考が整理されます。

 

一人で整理できない人はカウンセリングに来てください。

私がお手伝いします。

 

新川てるえカウンセリングオフィス