経過観察②と、とある報告と、とある衝撃的な出来事 | ++テルコ日記++

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LEGH(良性)?悪性腺種?
症例が少なく、良性悪性の判断が難しい腫瘍が子宮頚部に見つかり
『子宮温存』か『子宮全摘出』の選択を迫られているテルコの記録日記です。
(※不妊治療の記録も始めました)
これまでの出来事とこれからの経過を気ままに綴っていきます。


【ご報告】


病気とは関係ない私事ですが。


このブログでも書かせていただいていた彼と、8月に入籍。
10月17日に結婚式を挙げることができました。
ここまでこられたのも励ましてくださった皆様のおかげだと思っています。
本当にありがとうございました。


そしてせっかくコメントをいただいたのに、式の準備で忙しく
なかなか返信ができなかった事、本当に申しわけございませんでした。
現在やっと落ち着いてきたので、これからは迅速に、そしてじっくりと返信させていただこうと思っています。
これからも引き続きよろしくお願い致します。



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【経過観察②】



10月20日。


手術後2回目の経過観察(細胞診)に行ってきました。


いつものごとく、クールなM先生に淡々と診察・検査をしてもらい
「ちょっと出血してますがすぐ止まるので問題ないですよー」
「あ、はい。わかりました」と淡々と会話。


私もだんだん検査に慣れてきたなぁ。
ちょっとの出血にも動揺しなくなってきました。


診察・検査は5分ほどで終了。



M「では、結果は来週27日に聞きに来てくださいね。
  それと・・・12月で手術から1年経つので、MRIを撮ろうと思います。
  12月はいつ頃が良いですか?」


12月16日にMRIを予約。
そしてMRIの説明や注意事項、問診票など数枚の書類を受け取った。



て「・・・あの、すみません。
  先日結婚したので妊娠を考えてるんですが、
  今の状態で妊娠しても大丈夫なんですか?」


前から気になっていた子作りの事を聞いてみた。


M「あー、妊娠してはいけない理由は全くないので
  作ってもらって全然大丈夫ですよ。」


て「あーよかった。ありがとうございます。
  あと・・・もし、すぐにはできないとは思うんですけど、
  もし、万が一MRIの前に妊娠したらどうなるんですか?」


M「もし12月までに妊娠の兆候が見られたら、妊娠初期はMRIを撮ってはダメなので
  延期、ということになりますね。その時は早めにご連絡ください。
  ただ、年齢的にすぐにはできにくいかもしれないので
  しばらくがんばってもらって様子を見て、ある程度経っても兆候が見られないようだったら
  うちの病院でも不妊治療やってますのでそちらに行ってみてもいいと思います。」


そうだよね・・・やっぱりそれを勧められたか。
私もとっくにそういう域に入ってるんだよなぁ・・・。
まだまだ考える事がいっぱいだな(´・ω・‘)


この日はこれで終了。



そしておととい、結果を聞きに再び来院してきました。


結果は「異常なし」


とりあえずホッとしましたが・・・


あと何回これを繰り返すんだろうか?
細胞診は入り口の浅い部分の細胞をササッと見るだけだから
その細胞診でもし悪性が出たら、それはもうかなり進行してるってことなのかな。
去年は「悪性腺腫は子宮がん検診(細胞診)では見つかりにくい」って言われたけど
その細胞診を続けることに意味はあるのかな・・・
今はそれしか術がないってことなんだろうか?


などいろいろ考えてしまって、モヤモヤが晴れることはありませんでした。


でも今はとにかく、今できる事を精一杯やるしかない!
定期的な検査は地味に大変だけど、がんばるしかないと思ってます。


次は12月のMRI。
そこでも異常は見つかりませんように・・・。



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検査をしに行った10月20日、病院で、ある出来事に遭遇しました。


書いていいのかどうか悩みましたが
あまりにも衝撃的な出来事だったので
忘れないためにも、あえて書こうと思います。


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その日、駅から病院まで歩いているうちに喉が乾いてきたので
「コンビニでお茶でも買っていこうかな~」とぼんやり考えながら
正面のエントランスから病院の敷地内に入りました。



エントランスから外来棟へ向かう途中、右側に入院病棟があるのですが
ちょうどその入院病棟の前を通過している時、入院病棟の建物から突然
バーーーン!!!と、かなりの大きな音が響きました。


一瞬、何かが爆発したのかと思い、びっくりして入院病棟を見上げたのですが
煙があがるわけでもなく、見た感じ何も変わってない。
私の近くにいたおじいちゃんも「ん?何か爆発した?」と言っていて
私を含め、周りにいた数人全員が「?」となっていました。


そのすぐ後、入院病棟の中から警備員らしきおじさんが慌ただしく飛び出してきて
私の近くにいた別の職員さんに何かを連絡。
連絡を受けた職員さんも慌てた様子でどこかへ走っていきました。
何を言っているのかは聞こえませんでしたが、何かが起きた事には間違いない。


「何があったんだろ・・・?」と思いながら再び病棟の建物に目をやると、
地面に何か、白っぽい塊が落ちてるのが見えました。


ん?
その時はまだ何が起こっているのかわからなかったので
何も考えずにその塊に近づいてみると・・・5mくらい手前で気づきました。


白っぽい塊に血が付いてる?
・・・え、これ内臓??
なにこれ?どういうこと?


さらに右側に目をやると、建物の右側はスロープ?みたいな部分があって
スロープには人の腰ほど高さの塀があるので、私の位置からはその向こう側がちょうど見えない。


しかし、そのスロープの終わりの部分、塀が途切れた所から、
何か液体のようなものと大小の塊が放射線状に散らばってるのが見えました。


「え、まさか・・・」と、おそるおそる移動して見てみると
見えてきたのは、人の下半身と手。


そこで初めて、人が落ちたんだとわかりました。



びっくりして、慌てて少し離れると
さっき連絡を受けた職員さんが外来棟から担架?を持ってきたり
入院病棟の中からも慌ただしく職員さんが数人出てきて
落ちた人に白いシートをかけて見えないようにしたり、
人も集まってきて、その場が騒然となりました。


私もしばらくボー然・・・
私の数メートル横に人が落ちてきた事。
落下地点がずれてたら私も危なかった事。
衝撃的な光景を見てしまった事。
こんな瞬間に出くわしてしまった事。


しばらく頭の中を整理できませんでした。



その後、私の検査の時間が迫ってきていたので、一旦外来棟の中へ。
検査が終わって外に出ると、その現場にはロープが張られ、警察が来ていました。
ご遺体もすでに運ばれ、塊も無くなっていました。


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以上が、私が遭遇した衝撃的な出来事です。


あれから9日経ちましたが、今でも頭の中に鮮明に焼き付いています。
事故なのか自殺だったのか、あれからニュースを見てても
一切報道されてないので、真相はわかりません。
(事故ならニュースになると思うので、たぶん自殺?)


でもご遺体が見えた時、水色の入院着を着られてたので
入院患者さんだったのかな・・・
チラッと見えた手の感じがおじさんっぽかったな・・・
病気を苦に、って事だったのかな・・・
いろいろ辛かったんだろうな・・・
と、今でも考えてしまいます。



亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。