カウンセリングを学ぶ中で「子育てに使える!!と思った私。どのように使ったかというと・・・・・

 

子どもに使ったカウンセリングの技術は、「観察と傾聴」の二つです。

 

子どもは語彙力が少ないので、うまく自分の気持ちを表現できません。私は忙しいので、子どもの言葉を待てません。家に帰りつくと早く家事を進めようと「手を洗って!!」「道具片付けて!!」「○○やって!!」「○△やって!!」・・・・・と機関銃のように子供に言っていました。

 

命令ばかりで、子どものことが見えていませんでした。

 

きっと子供たちは「今しようと思ったのに!!」「言われなくてもできるのに!!」「命令ばかりだ、うちの母ちゃん!!」「うるせーんだよ…!!」と思っていたんだと思います。

 

「観察と傾聴」を使い始めて、私は大きく変わりました。

 

「観察」といっても、特別なことはしませんでした。ただ何となく感じる「あれ?」や「いつもとなんか違う⁉」をちょこっと探しました。

 

そして「いつもと違う何か」を見つけたら、家事をしながら「今日、○○どうだった~?」とか「ん~?いつもとなんか違うね~」と声をかけるようにしました。

 

子どもが話始めるのを待ち、話し出したら「傾聴」です。

ポイントは「気持ちに焦点を当てて聴く!」です。

 

「自分は大人だ」と思っていると、どうしても「物事の良し悪しの判断」をしたくなります。そこはちょっと我慢して、子どもの「気持ち」を聞いていきます。「そんなことがあったんだ~!? その時どう思った~?」と。

 

すると「へえ~!?そうなんだ~」とか「そんなふうに思うのか~!?」が見えてきました。小さいけれど、大人と同じように感じたり、考えたりしているのが分かりました。

 

所要時間「5分前後!!」 短時間で子ども達の「今」がわかり、「日々の成長」が見える~!! スゴイ!! 愉しい!!

 

これが私のツボにはまり、今でも続けています。やり方は少しづつ変えてきましたが。

 

時には「別に…」と、話を遮断されることもあります。ですが、ここで深追いはしません。「そう~?話したくなったらいつでも言ってね~」と伝え一旦終了・・・。

 

たいていの場合は数分後に「あのさ…」と声がかかります。

 

これに味をしめた私は、近隣や職場でのやり取りにも使うようになってしまいました。