「Aさんと私の治療結果」をお伝えしていませんでした~~~💦
新薬の治療を受けたAさん。
治療後の血液検査結果もよく、順調に回復していました。
2週目が過ぎようとしていたころ。回診時間でもないのに「われらの主治医」が、小走りで病室に入ってきました。
まっすぐAさんのところに行き、カーテンの向こうで「ぼそぼそ」話しています。「キャッ」とAさんの声。みんな息をひそめて、じっとしています。
先生が出て行った後、Aさんが私のところに来ました。「見て!見てちょうだい!!」Aさんが私に、レントゲン写真のコピーを突きつけました。
「結果が出たんだ。どっちだ?」返事のしようもなく、それを見ると・・・。
「んんん~~? きれいな胸(肺)の写真!?・・・・・ 誰のだ?・・・」と、名前を見るとAさんの名前。 「エッ!?エエエ~~~!?」
「そう!! わたしの!! 消えたのガンが!! 全部!!」
私はホッとしながら「ほかの人のじゃ~~?」と意地悪を言った。
「何言ってんの!! 間違いじゃないのよ!! 私のよ。びっくりでしょ? 先生も2度も3度も見直して、持って来たんだって!? すっごくうれしい。治療してよかった。」
Aさんは、しばらくして「退院の許可」をもらいました。
私はというと、脳転移の部位は次第に石灰化し、跡形もなく吸収されました。
左腕の麻痺も問題なく回復しました。
そして「タルセバ」というクスリの内服が始まりました。
再び「職場復帰」を目指せるようになりました。
以上、ご報告まで!!