2回目の抗がん剤治療は「思った以上のきつさ」がありました。

 

「前回の副作用からは回復している」と思っていましたが「さにあらず!!」

点滴に繋がれたとたん、不快感が襲い気分が沈み込みました。カーテンの向こうでAさんの声がしました。「大丈夫!!みんなそう!!フツーだからね~」明るく言われたせいか「そうなんだ・・・」とすんなり受け入れました。

 

副作用は、回復したはずの1回目に上乗せされた感じでした。薬が体から抜けるのも気力体力が戻るのも、前回よりも時間がかかりました。「ダル重~~」の日々を過ごす中、突然変化が起こりました。

 

忘れていた副作用「脱毛!!」です。

 

朝起きると、抜けた髪の毛が枕に散らばっていました。来る日も来る日も、あちこちの髪の毛が抜け落ちました。まばらに薄くなっていく髪の毛。ある朝、起きぬけに鏡を見たら・・・。髪も解かずにカーテンを開け「皆様お早うございます~~~!!落ち武者ソノダでございます~~~!!」すると隣のカーテンが開き「拙者もでござる~!」すかさずAさんの声「私は、尼さんでございます~」部屋のみんなで大爆笑!!涙が出るほど笑いました。

 

そんなこんなで3回目の治療も「無事?」終わり、次の治療までの間自宅に戻ることが出来ました。

 

家に戻ってもだるさがつきまとい、家事は必要最低限にして「ゴロゴロ」と過ごしました。テレビを見る気にもならず、生きる意欲がそがれた感覚でした。

 

少~し回復を実感したころ「最終回の治療が始まりました。」

 

そのお話は、次回で!!