映画| 最近観たもの7作品 | なんとなーく書くブログ

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引きこもり主婦が過去・現在のできごとや思ったことを書きたいときに書きたいように記していきます。

 

あらすじ解説でも作品批評でもなくどんな映画だったか・好きか嫌いか程度をゆるーく記す覚書。

 

 

Monster(怪物)

2023年 日本


母親が話をしに行ったときの
学校側の対応やその演技が
ちょっと大げさすぎない?と思って
話に集中しづらかったです、個人的には。

話がすすむにつれて
その理由は分かるものの
やっぱりテルにはちょっと違和感があったわ。
現実にはああいう学校もあるのかな。

そして校長先生のことは
最後まで理解できませんでした。

でも映画自体は
もう一度見ようかなと思うくらい
興味深かったです。

男の子たちの描写も
演じた俳優も良かったし。

客観的な目や柔軟な思考力を
いつも持っていたいものだと思わされます。
実際はなかなか難しいけど。



Women Talking(ウーマン・トーキング

2022年


男性優位で超閉鎖的な
宗教コミュニティの中で起こった
実話をもとにしたお話。

少し重たい話だけれど
最後には未来があってよかった。

テルの祖母が生きた時代ぐらいの
お話だろうと勝手に思い込んでいたら
めっちゃ現代の出来事じゃん、
とわかるシーンがあってびっくり。

衝き動かされた、とか、感動した
というような感想は
正直全くなかったんだけど

映画を観終わってから
元ネタの事件について調べ
こんなことがあるものかと
そっちに衝撃を受けました。



Top Gun: Maverick(トップガン マーヴェリック)

2022年


トム・クルーズのための映画だね。

全体的にちょっと古臭くて
なぜか見ていて気恥ずかしくなった。

そしてクライマックスの飛行シーンは
スター・ウォーズを見ているのかと
ついつい思ってしまいました。



Beyong Utopia(ビヨンド・ユートピア 脱北)

2023年 ドキュメンタリー映画。


脱北者を支援する韓国人牧師と
脱北を試みるある家族を追ったドキュメンタリー。

家族の決死の旅路の様子を
いま思い出しても泣けてきます。

家族全員みんな頑張ったんだけど

特に二人姉妹のお姉ちゃんのほうが
まだ子供なのに親に甘えている場合じゃなくて
体力的にも精神的にも辛いんじゃないかと
すごく心配しちゃいました。

こんな経験をしなければ
自由を得られない人たちが
この現代に
日本から遠くない場所にいるなんてね・・・



Anatomy of a Fall(落下の解剖学)

2023年


ジャンルとしてはミステリーかと思いきや。

事件が起こり、話が進むにつれ
夫婦両方の本来の姿が明らかになり
それを目の当たりにさせられる少年。

むごい話よ・・・

これを観ながら
日本映画の『怪物』を思い出し
その劇中で少年たちがあるゲームを
するときのフレーズが
何度も思い起こされるお話でした。



PERFECT DAYS

2023年


監督したヴィム・ヴェンダースの
『ベルリン・天使の詩』という昔の作品が
けっこう好きでしたが

この作品も
それに通じるようなものがありました。

役所広司が演じるトイレ清掃員の男は
几帳面な人のようで
毎日のルーティンがあって

 

時折その単調な生活を

他人にかきまわされることがあって

 

多くを語らないんだけど

ちらりちらりと

時折見えるものがあって


それだけのお話なんだけど
なーんか良い。

先に書いた
『怪物』や『落下の解剖学』のときも
思ったのだけれど

人間てどうしても
偏った面からだけ物事を見て
決めつけてしまいがちになるよなあと
改めて思いました。



市子

2023年


杉咲花の演技が良かったし
その他の役者の人選も良かった。

主人公の不幸さに同情して
可哀そうって思うんだけど
でも、本当に可哀そうなだけ・・・?

なんか、
こんなタイプの映画を
最近はよく観た気がします。