本日は第2クール目の抗がん剤治療の日でした。
朝7時から始まり、最終的に終わったのは19時頃。その合間を縫って、15回目の放射線治療も受けてきました。
副作用については昨日と変わらず、味覚障害と脱毛が続いています。口腔内の粘膜全体に違和感と若干の痛みはあるものの、幸い飲み込みに大きな影響はありません。
しかし、そろそろ副作用が蓄積してきたのを感じ、「何か楽しいことを考えなければ!」と思うようになりました。
私ががんに罹患してから本やネットで集めた情報の中に、「プラス思考を持つことが免疫力を上げ、治療成績に良い結果をもたらす」というものが多々ありました。まさに「病は気から」ということですね。
希望を持つことの「医学的な力」
「あそこに行きたい!」「これをやりたい!」という希望やワクワク感を持つと、医学的にも良い効果があるそうです。
脳内で「ドーパミン」などのホルモンが分泌され、免疫力を下げる原因となるストレスを軽減してくれるのだとか。
ワクワクする目標を持つことは、ただの気休めではなく、体を守るための立派な治療の一環なのです。
旅の実現には「体力」がいる。だから今、動く。
ワクワクする目標として、私には「旅行」という大きな野望があります。
しかし、旅行は頭で考えるだけでは実現しません。実際に現地へ行き、行動するための「体力」がどうしても必要です。
つまり、ただ病気を治すだけでなく、入院中に低下した体力を取り戻し、できれば元の健康な状態まで引き上げる必要があります。
そう考えると、現在私が入院中に行っているトレーニングにも、明確な目標が生まれました。
「旅行に行くため」と思えば、日々の庭園散歩やスクワットもずっと充実したものになります。
これからはトレーニングの度に、旅先の風景を強くイメージしようと決めました。
退院後のファーストステップ:お試しの「近場温泉旅」
これは必ず実現させたいお話です。無事に退院し、免疫力や体力がある程度回復してきたら、まずは近場の温泉旅館へお試し旅行に行きたいと思っています。
旅行の醍醐味といえば食事ですが、これについては味覚の回復具合を見てから時期を決めようと思います(または食事は別に)。せっかくの美味しい懐石料理も、味が分からなければもったいないですからね。
私は退職して自由な時間がたっぷりあるという「特権」を持っています。これを最大限に活かし、混雑を避けた平日に、ゆったりと静寂を味わう旅をする予定です。具体的な温泉旅館については、これからベッドの上でじっくり吟味します。
私の野望!世界の絶景へ
体力がしっかりと戻った暁には、「世界旅行」に出るという大きな企みがあります。
実は、退職したタイミングで数ヶ月の時間をとり、何カ国か巡る世界旅行を計画していました。しかし、ちょうど計画を立て始めた矢先に「がん」が発覚し、一旦お預けになってしまったのです。
なぜ今、世界旅行なのか。それは「少しでも若いうちに行きたい」と思ったからです。
年齢を重ねるにつれて好奇心や体力が低下してしまったり、あるいは別の病気で行けなくなったりする恐れがあります。「この先いつかは…」はいつまでも来ない可能性が大きいのです。
「だからこそ、このチャンスを活かして思い切って行こう」と考えていました(今回は思いがけず「がん」になってしまいましたが…)。
具体的に行きたい場所はたくさんあります。
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ウユニ塩湖(ボリビア): 地平線(塩平線?)まで続く真っ白な塩湖。雨季には水面が鏡になり、夜は足元まで星空になるというあの絶景を見て、人生観が変わるに違いないと思った。
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サントリーニ島(ギリシャ): エーゲ海に浮かぶ、青い屋根と白い壁が美しい島。映画の中のような景色。
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プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア): 見たことのない美しい大自然。
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セリャラントスフォス(アイスランド): 裏側に回れるダイナミックな絶景の滝。
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イースター島(チリ): 遠い沖合に浮かぶ島、そして神秘的なモアイ像。(子供の頃から見たいと思っていた)
実際にどこに行けるかはまだ分かりませんが、こうして旅行先を考えるだけでも、心の底からワクワクした気持ちが湧いてきます。
野望が治療を変える
今は病室のベッドの上にいますが、旅の計画に思いを巡らせる時間が、私にとって最高の栄養になっています。それが免疫力を上げ、結果的に治療成績を向上させてくれると確信しています。
となれば、やることは決まりました。
従来から気をつけていた栄養管理や体力維持に加え、この旅行計画に対して意識的に「野望を抱く」こと。これを日々実践していきます。
もし、この記事を読んでくださっている方の中に、私と同じように病気と闘っている方がいらしたら、ぜひご自身の「野望」を持ってみてはいかがでしょうか。
料理や裁縫の腕を磨いて教室を開くこと、体力をつけてマラソンやスポーツに打ち込むこと、書道や茶道、興味のある分野を深く研究すること。思い切って企業することや、カフェや飲食店を開くこと。社会の貢献のためボランティアに参加すること。または家庭菜園などしてリラックスした生活を満喫すること。
もちろん、現在の体力や病気の種類・進行度によって、人それぞれ描く野望は違って当然です。
それでも、「この野望を実現させるんだ!」という強い思いを持つことは、現状で何もしないより、確実に結果を上向かせてくれると私は信じています。
私は野望を抱くことを実践します。
皆さんも一緒に、それぞれの野望を抱いてみませんか?