こんばんは。キラキラ

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第48回試験・専門知識



(a)
高解像度降水ナウキャストでは気象庁の気象ドップラーレーダーや国土交通省のXバンドレーダーの観測だけでなく、気象庁のアメダスの雨量計のデータや国土交通省・地方自治体が保有する全国の雨量計のデータ、さらには、ラジオゾンデやウィンドプロファイラといった観測データも活用して補正することにより、予測の初期値を作成しています。

したがって、本文の内容は誤りとなります。

(b)
高解像度降水ナウキャストでは従来の解像度が1kmだったんですが、現在は250mという細かさで30 分先までの5分ごとの降水域の分布を5分間隔で提供されています。また、予測時間35分から60分までは、1kmの解像度により降水予測が提供されています。

また高解像度降水ナウキャストでは、高解像度化とナウキャストの速報性を両立するため、陸上と海岸近くの海上では250m解像度の降水予測を、その他の海上では1km解像度により降水予測が提供されています。

 

したがって、本文の内容は正しいとなります。

 

(c)

従来の降水ナウキャストでは既に観測されている降水域の発達・衰弱は予測することができましたが、新たな降水域の発生は予測できませんでした。

(気象庁HP  「高解像度降水ナウキャストの予測手法」より )

 

現在の高解像度降水ナウキャストでは、地表付近の風、気温、及び水蒸気量から積乱雲の発生を推定する手法と、微弱なレーダーエコーの位置と動きを検出して、微弱なエコーが交差するときに積乱雲の発生を予測する手法を用いて、発生位置を推定し、対流予測モデルを使って降水量を予測します。

 

したがって、新たな降水域の発生の予測を行っていますので、本文の内容は誤りとなります。

 

よって正解は③ということになります。

 

では。バイバイ

 

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