こんばんは。夜の街

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第61回試験・実技試験2・問2(3)



前回の問2(3)①では、自由対流高度は920hPaと求められました。空気塊はここから浮力を得て、強制的な力を与えなくても、ひとりでに湿潤断熱線に沿って上昇することになります。

上昇を続ける空気塊はやがて再び気温の鉛直分布と交わり、浮力がなくなります。このときの高度のことを「中立浮力高度」とよんでいます。

 



図に示しましたように、自由対流高度から先へ上昇していく空気塊はどういう動きになるか、湿潤断熱線に沿って青の線で示してみますと、図8の最上端の300hPaまで上昇しても、中立浮力高度に達することはなく、300hPaより上に存在すると考えられます。

したがって、浮力がなくなる高度は、300hPaより上ということになります。

では。バイバイ

 

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