こんばんは。流れ星

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第61回試験・実技試験2・問1


地上天気図において等圧線は4hPaごとに実線で引かれており、20hPaごとに太実線で引かれています、また、気圧の状態をより正確に把握するために、2hPaごとの補助等圧線が引かれることがあります。

今回は、図5(上)の地上予想図の右上枠内において1006hPaの補助等圧線が2本引ける気圧配置になっているとし、その2本の補助曲線を解答図に記入せよ、ということで考えてみます。

 



まず1本目はサハリンの北にある高気圧の中心「H」に着目します。ここに高気圧の中心があるということは、この「H」マークを中心に時計回りの循環(高気圧性循環)がみられないか、ということで周囲の矢羽を見ますと、やはり時計回りの循環が認められることから、東側の次の問題で考察する▲印を取り囲む1004hPaの等圧線と西側の1004hPa等圧線、および先ほどの時計回りの循環に沿う形で閉じた補助等圧線を描くことができます。

次に、2本目を考えてみます。北側では1本目でも着目した▲印を取り囲む1004hPa等圧線を西側に、一方オホーツク海を北東-南西の走向で伸びている1008hPa等圧線の間を通り、南側では沿海州付近を通る1004hPa等圧線との間を通るように枠まで延ばすように補助等圧線を描くことができます。

 

 

特に1本目の閉じた補助等圧線の方は、気象業務支援センター解答例の形状と多少異なっても、1本目の考察と大きく矛盾する点がなければ正解と考えます。

 

(気象業務支援センター解答例)

では。バイバイ

 

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