こんばんは。星

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第61回試験・実技試験2・問1

 

図5(上)の6日9時に地上予想図および、図6(上)の2日9時の地上予想図を比べてみますと、6日9時における西日本付近では、北側から1004hPa、1008hPa、1012hPaの等圧線が北東-南西の走向に延びており、等圧線の間隔が混んでいることがわかります。また風は東シナ海、南西諸島、四国の南にかけて20ノットと相対的に強いことがわかります。

一方の2日9時ですが、西日本付近には等圧線が認められず、チェジュ島付近と瀬戸内海付近にHマークがあり、また大陸沿岸から東シナ海に延びる1008hPaの等圧線と日本の南を北東-南西の走向に延びる1008hPaの等圧線に挟まれた気圧の尾根にあたり、間隔も広いことから気圧傾度が小さいことがわかります。また風は南西諸島付近で5〜10ノット、四国の南で15ノットと相対的に弱いことがわかります。

したがって、両者の違いに着目して述べますと、

6日9時:等圧線が比較的に混んでおり、南西風が強い。

2日9時:気圧の尾根で気圧傾度が小さく、相対的に風が弱い。

(気象業務支援センター解答例)
6日9時:等圧線が混んでおり、相対的に南西風が強い。

2日9時:気圧の尾根に位置して気圧傾度は小さく、風が弱い。

ということになります。

では。バイバイ

 

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