こんばんは。星空

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第61回試験・実技試験1・問1

 

問1(1)では、図2の気象衛星赤外画像の破線に囲また関東地方から関東の東にある雲域について、「また、破線で囲まれた関東地方から関東の東には、東西に広がる雲域があり、図1によると、この雲域の下に位置する東京では、全雲量は8分量の8で下層雲の雲量は8分量の(⑨8)、気温は3℃、天気は(⑩弱い)雪となっている。」ということでした。

 

この雲域が図4における925hPa面の風と850hPa面の鉛直流でみた場合、どのような所と対応しているのか、その特徴について問われているのが今回の問題になります。

 

まず、図4の850hPa面の鉛直流で見ますと、雲域は鉛直p速度で概ね0hPa/h〜-50hPa/hの上昇流域、また一部で-50hPa/h以下の強い上昇流域も見られ、総じて上昇流域に対応していることがわかります。

 

次に、その上昇流域となる要因として925hPa面の風を見ますと、雲域に対応する北側で北東風と南側の東南東風が収束している領域であることがわかります。

 

解答では以上の2点を「雲域付近では、」の書き出しを含む35字程度でまとめて、

 

雲域付近では、北側の北東風と南側の東南東風との収束により上昇流域となっている。(39字)

 

(気象業務支援センター解答例)

雲域付近では、北東の風と東南東の風が収束し、上昇流となっている。(32字)

 

ということになります。

 

では。バイバイ

 

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