こんばんは。流れ星

 



早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第60回試験・実技試験2・問3(4)




まず、名護で6時〜15時における最大瞬間風速を観測した時刻の、名護から台風中心までの距離を求めてみます。

図13に着目しますと、名護で最大瞬間風速を観測した時刻は9時40分と読み取れます。

次に、名護から経路Cに降ろした交点Nに台風中心が位置した時刻は11時40分ですので、先ほどの時刻との時間差は2時間となります。

したがって、(4)③の考察で求めた台風の移動の速さは40km/h(または35km/h)ですので、点Nから2時間分遡ったところが9時40分の位置となり、名護からと点Nからのそれぞれの距離がほぼ等しいと考えて5km/h刻みで80km(または70km)となります。


次に、(4)⑤より、9時40分に名護で観測した最大瞬間風速は24.2m/sと読み取れます。一方、その時刻における平均風速15.5m/sと読み取れます。

したがって、求める瞬間風速と平均風速との比率(突風率)は、

24.2/15.5 ≒ 1.56

四捨五入により、小数第1位までの数値で解答との指示ですので、1.6、または気象業務支援センター解答例では読み取りの誤差を考慮して1.5も正解としています。


最後に、粟国における 最大1時間降水量を求めてみます。

図13より、粟国における 1時間降水量が最大となる時間帯を時系列から求めますと、6時50分〜7時50分の 1時間であることがわかります。

次に、この時間帯における10分間降水量を合計しますと、

12.5+17.5+18.0+20.5+17.0+16.5=102.0(mm)

となります。解答では、四捨五入により、10mm刻みの整数での解答の指示ですので、100(mm)ということになります。

では。バイバイ

 

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