こんばんは。
今回も図7(下)より地上の台風中心と、今度はその半径200kmの範囲を図8(上)に重ねてみました。
これによりますと、地上の台風中心に対して、500hPa面の気温の極大を示すWマークはわずかに南西に位置しており、言い換えますと、地上の台風中心は、狭い範囲ながらも閉じた0℃の等温線の北東側にあることがわかります。
また、地上の台風中心の半径200kmの範囲では、0℃以外の等温線は通っておらず、-3℃の等温線は、その範囲の外側にあることから、温度傾度という見方で考えますと、気温の極大より外に向かう温度傾度は小さいと言えます。したがって、以上を30字程度でまとめますと、
中心のわずか南西に気温の極大があり、その外側に向かう温度傾度は小さい。(35字)
(気象業務支援センター解答例)
中心(のわずかに南西)付近に極大ががあり、そこからの温度傾度はゆるやかである。
ということになります。
では。