こんばんは。
今回は、図13の土砂災害に危険度分布(キキクル)を用いてこのような状況になった時に、東京都八王子市及び神奈川県相模原市に対して、土砂災害を対象に発表される防災情報について、下の枠内から全て選び、記号で答えよ、という内容の問題です。
(気象庁HP:知識・解説>土砂災害警戒情報・土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)より)
まず初めに、八王子市から見てみます。八王子市では、東側の一部に黄色で色分けされた区域が見られます。これは、図13の右上の凡例にありますように土砂災害の危険度が、警戒レベル2相当の「注意」に相当します。具体的には2時間先までに注意報基準に到達する予想ということになりますので、八王子市は、下枠から、大雨注意報の「エ」となります。
次に、相模原市を見てみます。相模原市では、市域の中央南側に紫色に色分けされたこの中では最も土砂災害の危険度が高い区域が見られ、警戒レベル4相当の「危険」となっています。
「危険」では、2時間先までに土砂災害警戒情報の基準に達すると予想となっていることから、まず下枠から土砂災害警戒情報の「イ」が選ばれます。
また、問題文において、「土砂災害を対象に発表される防災気象情報」とありますので、土砂災害警戒情報だけではなく、大雨警報(土砂災害)も該当することになります。したがって、大雨警報(土砂災害)の「ウ」も選ばれます。
よって、正解は、
東京都八王子市:エ
神奈川県相模原市:イ、ウ
ということになります。
以上で、第59回試験・実技試験1の問題は終了となります。次回からは引き続き第59回試験・実技試験2の問題について一緒に考えてみたいと思います。
では。