こんばんは。流れ星

 

 

早速ですが、考えてみたいと思います。

 

 

第58回試験・実技試験1・問2



まず、移動方向と移動の速さにつきましては、75分という限られた時間ですので、問2(1)の解答図から読み取った方が早くてわかりやすいですのでこちらで見てみることにします。


移動方向では15日9時〜15日21時にかけては北東へ移動し、15日21時〜16日9時にかけては北北東の方に若干傾いているものの、北北東とまではいかないと判断され、北に移動していると判断されます。したがって、15日9時〜15日21時は北東、15日21時〜16日9時は北となります。


次に移動の速さを見てみます。単位はノットとなっています。基本的なところとして、1ノットとは、1海里(1.852km)を1時間で進む速さのことをいいます。また距離の目安としましては、問1(3)でも触れましたが、緯度10°=600海里であることから、これらを念頭に置いて算出します。


(15日9時〜15日21時)

緯度10°=600海里は図上で38mmとして計算しますと、この間を図上で計測しますと33mmで、

33(mm)÷38(mm)≒0.87

実際は、

600(海里)×0.87=522(海里)

となります。この距離を12時間で進むのですから、求める移動の速度(ノット)は、

522÷12=43.5

解答は5ノット刻みとの指示ですので45ノットということになります。


(15日21時〜16日9時)

この間の距離は図上で計測しますと22mmで、

22(mm)÷38(mm)≒0.58

実際は、

600(海里)×0.58=348(海里)

となります。この距離を12時間で進むのですから、求める移動の速度(ノット)は、

348÷12=29

同じく解答は5ノット刻みとの指示ですので30ノットということになります。


最後に中心気圧変化量を見てみます。図1の15日9時における中心気圧は990hPaですが、予想図におきましては中心気圧は示されていませんので、中心に最も近い等圧線の値を中心気圧として読み取ることに留意します。したがって、図4(下)の15日21時における中心気圧は964hPa、図5(下)の16日9時における中心気圧は948hPaと読み取ることができます。


つまり、15日9時〜15日21時では26hPa減少し、15日21時〜16日9時では16hPa減少する予想になるということになります。解答では2hPa刻みで正負の記号を付して、という指示ですので、15日9時〜15日21時は-26、15日21時〜16日9時は-16ということになります。


では。バイバイ


イベントバナー