こんばんは。
図3の雲域Aがある北緯30°東経110°の周辺について図2(上)でどうなっているか見てみますと、5760mの等高度線の低緯度側への曲率が大きく、そのさらに南側の5820mの等高度線も曲率が大きい部分が見られます。また、この付近での極大点を伴う正渦度の強い領域が見られることから、雲域Aは500hPaのトラフ付近に形成されことがわかります。
そこで、正渦度の強い領域に着目しますと、+219の数値が見られ、これが極大点にあたりますので単位を付して、219×10-6/sということになります。
次に、この極大点は、北緯31°東経106°付近に位置していることから、雲域Aのどのあたりにあるかを図3で見てみますと、正渦度極大点は雲域Aの最も西側にあることがわかります。したがって、
正渦度極大点は、雲域Aの最も西側にある。(20字)
(気象業務支援センター解答例)
雲域Aの西縁に正渦度極大点がある。(17字)
ということになります。
では。