こんばんは。夜の街

 

 

早速ですが、考えてみたいと思います。

 

 

第56回試験・実技試験1

今回の問題は、図9のレーダーエコー合成図を用いて、鹿児島県の西の海上で南西-北東の走向に延びている帯状の強雨域について、その形状の特徴を述べよ、という内容です。

 

図9の右側にある降水強度の凡例を見ますと、降水強度に比較的弱い寒色系から降水強度が強くなるにつれて暖色系となり、最も強い降水強度が赤く表示されています。そこで図に着目しますと、降水強度が特に強いところは鹿児島県付近および鹿児島県のすぐ南西の海上に見られ、降水エコー全体の形状としてこの付近では帯状の幅が比較的に広くなっているものの、鹿児島県の南西の海上へさらに離れていくにしたがってその幅は狭くなっていく特徴が見られます。

 

今回の問題では、強雨域について特にどの範囲の降水強度に着目せよ、という指示がないことから、帯状の降水エコー全体に見られる形状の特徴について述べればよいと考えます。したがって、

 

帯状の強雨域は鹿児島県から南西の海上に向かって狭くなる。(28字)

 

(気象業務支援センター解答例)

強雨域は帯状の南西側ほど幅が狭くなっている。(22字)

 

ということになります。

 

では。バイバイ