こんばんは。
早速ですが、考えてみたいと思います。
第55回試験・実技試験1・問1(4)
まず、高度700hPa付近にみられる逆転層の上端の温位から読み取ってみます。逆転層の上端は具体的にはおよそ690hPaのところにあり、ここの温位を乾燥断熱線に沿って読み取りますと、290Kと295Kの間、1K刻みで293K付近であることがわかります。
次に、前線面は等温位面であると仮定して850hPa面におけるこの前線上の気温ですが、「等温位面であると仮定」とありますので、乾燥断熱線に沿って850hPaまで下ろしたところの気温を読み取ればOKです。なお850hPaの位置がわかりやすいようにエマグラムでは破線で示されています。したがって、7℃であることがわかります。
よって、正解は、逆転層の上端の温位は293K、気象業務支援センター解答例では294Kでいずれか、850hPa面の気温は7℃ということになります。
では。