こんばんは。
早速ですが、考えてみたいと思います。
第55回試験・専門知識
(a)
気象庁では台風の番号の付け方として、毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号をつけています。なお、一度発生した台風が衰えて「熱帯低気圧」になった後で再び発達して台風になった場合は同じ番号を付けます。
いわゆる、「復活台風」とよばれるもので、最近では2018年(平成30年)の台風12号と台風28号があり、1973年(昭和48年)の台風6号のように2度も再発達した例もあります。
したがって、本文の内容は誤りということになります。
(b)
本文にありますように、今後24時間以内に台風に発達すると予想される熱帯低気圧が日本に影響するおそれがある場合には、「発達する熱帯低気圧に関する情報」という標題で情報を発表します。
したがって、本文の内容は正しいということになります。
(c)
(気象庁予報部 : 気象・地震等の情報を扱う事業者等を対象とした講習会 「台風情報(台風5日強度予報を含む)の紹介」 より)
2019年3月より台風予報では、最長で5日先までの進路予報(予報円の中心と半径・進行方向・速度)と強度予報(中心気圧・最大風速・暴風警戒域)が発表されています。それまでは、台風の強度予報につきましては、3日先まででした。これは2018年6月に更新したスーパーコンピュータシステムによる計算能力の向上に伴う技術開発で運用が実現されたものです。
したがって、本文の内容は正しいということになります。
よって、正解は(a)のみ誤りで、④ということになります。
では。