こんばんは。
早速ですが、考えてみたいと思います。
第54回試験・実技1・問1(3)
(前問の解答例)
昨日、この問題に対する解答のための要素として、前問の解答結果の見たままの内容の他に、「風向の特徴」と、「等高度線の走向」の2つのワードから、学科試験で学習した内容について何か気づきませんか?と書きました。そこで、学科試験で学習した地衡風について思い出してみます。
300hPa面では地表面摩擦の影響を受けませんので地衡風平衡に近似し、北半球では高度の高いほうを右手に見て等高度線に平行に吹くことになります。一方、前問の①における強風軸解析から、強風軸付近の風向は、この地衡風に対して、およそ西南西-東南東の走向で横切っており、反時計回り方向にずれていることがわかります。したがって、
風向は、地衡風に対して西南西-東南東の走向で横切っている。(29字)
(気象業務支援センター解答例)
風向は、地衡風と比べ反時計回り方向にずれている。(24字)
ということになります。
では。