こんばんは。星

 

 

今回の一般知識はメソスケールの現象からダウンバーストについての問題です。積乱雲からの下降気流が途中で弱まることなく地表付近まで降下し、放射状に広がって、強く吹き出す風を起こす現象のことをダウンバーストとよんでおり、特に離着陸時の航空機にとって重大な事故にも繋がりかねない危険な現象として知られています。

 

(気象庁HP: 「航空機の離着陸時における風との関わり」 より)

 

問題では、模式図を用いて、高さhにおける円柱の半径が500m、下降流の速さを円柱内で一様に20m/sとするとき地表面近くで下降流の中心から1000m離れた地点Rにおける地表面の高さから50mまでの範囲の水平風速を求めよ、との内容です。さてその風速はいくらになるか、次回一緒に考えてみたいと思います。

 

 

第54回試験・一般知識

※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。

 

27日分の考察編は次回更新の予定です。