こんばんは。キラキラ

 

 

早速ですが、考えてみたいと思います。

 

 

第53回試験・実技1・問2(2)

まず始めに、秋田と850hPaの温暖前線との水平距離を求めてみます。

 

図2において、風が南南東50ノットの矢羽の根元に位置する秋田から、太破線に沿って12℃の等温線に沿っている温暖前線までの図上の距離を測りますと、1.2cmとなります。一方、緯度10°を図上で測りますと、4.0となります。

 

緯度10°は約1,110kmとしますと、求める秋田と850hPaの温暖前線との水平距離は、

 

4.0 : 1.2 = 1,110 : x       x = 333(km) = 333,000(m) 

 

となります。

 

次に、秋田における850hPa~600hPaの高度差を求めてみます。

 

前回の問2(2)④において、600hPaの高度は、4,280(m)であることがわかっていますので、図2より等高度線の分布から、秋田の850hPa面の高さを読み取って高度差を求めることになります。読み取ってみますと、850hPa面における等高度線は、1,500mを基準に太実線が300mごとに引かれており、細実線の等高度線は60mごとに引かれていますので、秋田の850hPa面の高度は、1,380mと1,440mのちょうど中間で1,410mと読み取ることができます。したがって、高度差は、

 

4,280 - 1,410 = 2,870(m)

 

となります。よって、求める勾配の大きさは、

 

2,870 : 333,000 = 1 : y     y ≒116.0

 

10m刻みの整数値での解答の指示ですので、y = 120 、1 : 120 ということになります。

 

では。バイバイ