こんばんは。お月様

 

 

早速ですが、考えてみたいと思います。
 
 
第52回試験・実技2・問2
 
【7日9時の交点】
図7(上)において、等高度線の5700mと5760mに着目して曲率の大きいところ、さらに-79×10-6/sの極大値を含む渦度の極大域も考慮しますと、図のように描けるかと思います。その予想されるトラフAと5700mの等高度線との交点の経度を読み取りますと、1°刻みで東経122°となります。
 
【8日9時の交点】
図8(上)において、先ほどと同様に追跡してみます。6日9時と7日9時とも合わせて見るとわかるのですが、トラフAは時間の経過とともに浅まる傾向にあることがわかります。そこで8日9時を見ますと、曲率の大きいところが不明瞭で、正渦度の極大域もないため検討しにくいですが、ただ、負の渦度域に掛からないように注意して、5640mも参考にしますと、「5700」の数値のあるすぐ東側の境界付近の図の位置に描けるかと思います。その予想されるトラフAと5700mの等高度線との交点の経度を読み取りますと、1°刻みで東経133°となります。
 
【トラフAの48時間平均の移動速度】
図6(上)におけるトラフAと5700mの等高度線との交点の経度を読み取りますと、東経112°であることがわかります。したがって、8日9時との間の経度の差は21°となります。このときの図上の距離を測りますと50mmとなりました。
 
次に、緯度10°の図上の距離を測りますと、32mmでこれが600海里に相当します。
したがって計算しますと、50:32 = x : 600で、xを求めますと、600×50=30000
30000÷32≒938(海里)になります。
 
881海里を48時間で移動したのですから、移動の速度は、938÷48≒20(ノット)、
5ノット刻みの指示ですので、20ノットということになります。
 
では。バイバイ