こんばんは。星空

 

 

早速ですが、考えてみたいと思います。
 
 
第52回試験・実技1・問1
①a
雲域Aについて、可視画像では白く、表面が一様で滑らかですが、赤外画像では暗灰色で雲頂高度が低いことから、したがって、①は表の下の枠内から、「霧または層雲」が選ばれ、aの根拠をまとめますと、
 
可視画像では白く、一様で、赤外画像では暗灰色になっているため。(31字)
 
《気象業務支援センター解答例》
赤外画像では暗灰色、可視画像でなめらかな明白色となっている。(29字)
 
ということになります。
 
②b
つぎに雲域Bについて、可視画像では白く、表面に凹凸が見られます。一方せきがいがぞうでは、先ほどの雲域Aと同様に暗く暗灰色ですが、表面の凹凸は識別できる状態であることから、雲頂高度が低い積雲と判断されます。したがって、②は表の下の枠内から「積雲」が選ばれ、bの根拠をまとめますと、
 
可視画像では白く表面に凹凸があり、赤外画像では暗灰色になっているため。(35字)
 
《気象業務支援センター解答例》
赤外画像で暗灰色、可視画像で粒状の明白色になっている。(27字)
 
ということになります。
 
③④
次に、地上気温を見ていきます。雲域A付近の船舶Xが観測した気温は、図1の下、船舶Xの実況から③は10℃、また、雲域B付近の船舶Yが観測した気温は船舶Yの実況から、④は7℃となります。
 
⑤⑥
次に海面水温を見ていきます。船舶Xの付近では、図4の海面水温図の等温線を読み取りますと、⑤は6℃となります。一方、船舶Yの付近では、等温線が1℃ごとであることから、⑥は10℃となります。
 
⑦⑧
最後に海面における熱輸送について「加熱」か「冷却」のいずれかで答えよ、とのことですが、③④の地上気温の観測の結果と、⑤⑥の読み取った海面水温から求めればOKです。したがって、船舶Xの⑦では、大気は海面から「冷却」される、となり、船舶Yの⑧では、大気は海面から「加熱」される、ということになります。
 
では。バイバイ