こんばんは。夜の街

 


早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第51回試験・実技2・問3



まず、図9の14時に記されているじょう乱Bの中心位置がどういうところにあるかを見てみますと、渦がフック状になっているエコー域の先端部に位置していることから、これを参考にします。

次に、図8において、境の着目すべき気象経過ですが、着目点は気圧の変化と風向の変化になります。
15時20分から15時30分にかけて最も気圧が低くなり、その後16時にかけては上昇に転じていることがわかります。また、これと同時に風向は西南西から北北西に急変していることがわかります。このことから少なくとも、じょう乱Bの中心は16時にはすでに境を通過していると言えそうです。

 



さらに、図10を見てみます。長矢羽が2m、短矢羽が1mであることに注意して境の風向・風速を読み取りますと、北北西7mと読み取れます。また、近隣のアメダスの観測点において、境の南東にある米子では西南西6m、ほぼ東にある塩津では南西2mとなっており、この3点で低気圧性循環になっていることが読み取れます。

 

以上のことを総合して16時におけるじょう乱Bの中心位置は、北緯35.5°東経133.4°ということになります。

 

では。バイバイ