こんばんは。
早速ですが、考えてみたいと思います。
第51回試験・実技1・問4(1)
1時50分~2時50分における気象状況ということで、図14でその時間帯に着目しますと、際立った特徴が見られるのは、10分間降水量のグラフであることがわかります。
そこで、さらに10分間降水量について詳しく見てみますと、1時50分で9mm/10min、2時00分で8mm/10minですが、それ以降では10分間降水量が10mm/10minを越えた数値となります。
以降、2時10分で12mm/10min、2時20分で18mm/10minと急激に増加し、2時30分で26mm/10minでピークとなり、2時40分で12mm/10min、2時50分で14mm/10minとなり、1時間降水量としてトータルしますと、99mm/h
という猛烈な雨を記録していることがわかります。
したがって、この猛烈な雨をもたらす雲として、十種雲形から最も可能性が高いと考えられるのは、大気の鉛直安定度が小さく、すなわち大気の状態が不安定になることによって、対流活動が活発化して形成される雲、積乱雲となります。
よって、正解は、
十種雲形: 積乱雲
大気の状態の安定性: 不安定
ということになります。
では。