こんばんは。
早速ですが、考えてみたいと思います。
第51回試験・実技1
低気圧Aと低気圧Bの、12時間後(図6)・36時間後(図8)のそれぞれの予想される中心位置を24時間後(図7)にプロットして下の経路図を描いてみました。
低気圧Aについては赤、低気圧Bについては青で示しています。
(低気圧A)
経路図より、平均の移動方向を読み取りますと、16方位で北北東であることがわかります。
速さは、緯度10°(600海里)が図上で4cm、12時間後~36時間後の24時間に予想される移動距離をXAとしますと、図上の距離は2.3cmとなることから、
600 : XA = 4.0 : 2.3 XA = 600 × 2.3 ÷ 4.0 = 375
375 ÷ 24 = 14.375 ≒ 14(ノット)
ということになります。なお、気象業務支援センター解答例では、13(ノット)、15(ノット)も正答の範囲となっています。
(低気圧B)
経路図より、平均の移動方向を読み取りますと、16方位で北東であることがわかります。
速さは、緯度10°(600海里)が図上で4cm、12時間後~36時間後の24時間に予想される移動距離をXBとしますと、図上の距離は2.8cmとなることから、
600 : XB = 4.0 : 2.8 XB = 600 × 2.8 ÷ 4.0 = 420
420 ÷ 24 = 17.5 ≒ 18(ノット)
ということになります。なお、気象業務支援センター解答例では、17(ノット)、19(ノット)も正答の範囲となっています。
では。