こんばんは。流れ星

 


早速ですが、考えてみたいと思います。

 



第50回試験・実技2


まずは、図1と図5(下)を参照しながら、本文の第一段落から読んでいくことにしましょう。


①は日本の南にある低気圧についての中心気圧ですので、そのまま数値を読み取って1008hPa、速度15ノットで、②の進行方向は16方位で答えよとの指示ですので、きっちり読み取って東北東ということになります。

 

 

(気象庁HP  「国際式の天気記号と記入方式」  より)

次に、左下の「父島の実況」を見てみます。父島ではこの低気圧に伴って、とあってその後ろ、気温21℃の数値の下、国際式天気記号を読み取りますと、前1時間以内に③はしゅう雨が観測されている、ということになります。まだ国際式天気記号が十分に覚えられていないと感じられておられる方は、第51回試験まで1ヶ月ほどありますので、過去に出題された主要な記号はしっかり覚えておきましょう。

次は図5(下)も一緒に参照しながら見ていきますと、図1には、日本の南の低気圧について寒冷前線が記号を付して描かれていませんが、図5(下)において、地上低気圧の中心位置付近から西南西の走向に延びている等温線が集中している最も暖気側(南縁)の等温線がこの低気圧の寒冷前線に対応していると考えることができます。等温線は3℃ごとに引かれていますので、したがって④はその気温を読み取って15℃ということになります。

今度は、第2段落を見ていきます。日本海西部の低気圧については⑤中心気圧の数値をそのまま読み取って1014hPaで東に進んでいます。

⑥についても図5(下)とも参照して先ほどの④の考察と同様に等温線が集中している南縁の気温を読み取って6℃ということになります。

最後に⑦は日本海に発表されている海上警報です。FOG[W]は覚えるしかありませんがFog Warningということで、海上濃霧警報で「濃霧」が入ります。海上警報も国際式天気記号同様、しっかり覚えておきましょう。

では。バイバイ