こんばんは。やや欠け月

 

今年(2018年12月9日)の第15回京都検定の公開テーマが発表されていますが、3級は「きぬかけの道」、

1級は「京都御苑と御所・離宮」であるのに対して、今年も受けることになった2級のテーマは「明治150年」。

 

何とも漠然として的が絞りにくいテーマだなぁ~。ショボーン

 

なんてボヤきたくもなりますが、とりあえず西郷さん関係はしっかり押さえておこうということで、清水寺の子安の塔(三重塔)の方から出て、歩いて5分ほどで清閑寺に到着です。

 

 

初めての訪問ですが、こじんまりとした感じ雰囲気だったのが意外でした。

 

 

山門には拝観料100円を上の賽銭箱に入れて下さいとありましたので、100円を志納して中に入ります。

 

(本堂)

真言宗智山派の寺院、本尊は十一面千手観音。延暦21年(802年)比叡山の紹継の創建。天台宗の寺院だったが、応仁の乱で焼失後、根来寺の性盛により再興、真言宗に改められています。

 

 

「小督局(こごうのつぼね)」ゆかりの寺として知られています。

 

平安時代末期、高倉天皇の中宮、建礼門院付の女房だった小督局は天皇の寵愛を受けていたが、建礼門院の父、平清盛は天皇が中宮である娘を差し置いて小督を寵愛することに激怒。宮中から追われ、嵯峨野に隠棲するが、後に密かに宮中に呼び戻されるも、その秘密が平清盛に知られることになり、小督局は清盛によってここ清閑寺に出家させられてしまったということで、小督局の供養塔があります。

 

 

本堂にお参りしたあと、ところでお目当ての「郭公亭」はどこ?と探していると、

 

 

鐘楼の後ろが西郷隆盛と月照が倒幕の密談を交わしたと伝えられる茶室、郭公亭跡とありました。「跡?」

どんな茶室なんだろうと思って訪問したのですが・・・

 

 

郭公亭は、1991年に老朽化がひどく、修復されることのないまま、解体されたとありました。全く知らなかったので少しがっかりしましたが、在りし日の郭公亭はこんな建物でした、という立札がありました。様子がわかっただけでもありがたかったですね。

 

 

なるほど、清水寺成就院の僧だった月照上人にとっても西郷さんにとっても、近くでいつでも密談できる最適な場所としてここを選んだのかなと想像しましたね。

 

復元できないものでしょうか。

 

《過去問題》

(第1回3級問16)、(第1回2級問13)、(第1回2級問65)、(第2回2級問24)、(第3回2級問74)、(第5回2級問62)、(第7回2級問57)、(第8回2級問65)、(第14回1級問18)

 

では。バイバイ