こんばんは。星空

 

近鉄・信貴山口駅にやってきました。拍手

 

 

 

この日は仕事が休みということで、予報士会の高安山の気象レーダーの見学会に参加しました。

休みじゃなかったとしても休みを無理やり取るつもりでした。爆  笑

 

 

 

13時30分にメンバーが集合したのち、西信貴ケーブルカーに乗り込み、7分ほどで高安山駅に到着です。

 

 

 

 

駅を出て右に行きますと、信貴山・朝護孫子寺へ行くバスの乗り場ですが、レーダーへは左へ山道を歩きます。

 

 

 

大阪の絶景を見ながら、歩くこと約20分ほど、

 

 

 

レーダーに到着です。

 

 

 

ここは古代の山城の跡でもあったようです。

 

 

 

お待たせいたしました。高安山のレーダーはこちらになります。

 

 

到着後、3名の気象庁の方が出迎えてくださり、建物の中に案内されました。

 

見学に先だって、「ここは、一般に見学できる施設ではないので、中の機器等の撮影は構いませんが、SNSやブログの掲載はご遠慮下さい。」とのことでした。

 

僕にとっては、釘を刺された格好になりましたが、もしかして当ブログが気象庁の方々に知れ渡ってるのかなぁ、なんて少し緊張が走りましたが、守らなければいけませんので、外からの全景だけということですいません。

 

まずは、直径4mのアンテナ部分の見学から。階段が狭く、アンテナの台座の高さで金網が張られているため屈んで通らなければならず、アンテナへ上がる空いている所から、仰角を変えながら回転するアンテナを見ることができました。外のバルコニーにでることもでき、眺望を楽しむことができました。この上空近辺をけっこう飛行機が飛んでいくんですが、気象庁の方のお話によりますと、このレーダーを目印にしているそうです。

 

アンテナ部分の見学のあとは、送受信の機器のご説明をいただき、また1980年代の有人観測だった頃のレーダーが捉えた雲のスケッチ図を見せていただくこともできました。現在では無人で観測を行っていますが、月に一度、気象庁の方による点検と、半年に1度、メーカーの方の点検が行われているようです。また故障の時はいつでも駆けつけるとのことでした。

 

気象予報士試験の専門知識では、降水によるエコーの減衰を学習します。電波が反射されてアンテナまで戻ってくる経路上に強い降水がある場合や、レーダーサイト付近で降水が強くドームに水の膜ができているようなときには、電波が減衰してしまうのですが、ドームの中の結露でもエコーの減衰の原因になりうるという話も聞くことができました。そうならないように、ドームを含む建物の中は常に除湿をしているそうです。

 

また、現在のレーダーは3年後ぐらいには、空港気象ドップラーレーダーと同じ、水平偏波に加えて、垂直偏波の反射波と組み合わせて解析できるように順次更新していく、という話を聞くことができました。

 

 

 

実はここのレーダーは2009年9月に一度行ったことがあって、もちろん外から見るだけでしたが、その当時は、このレーダーは建築中でした。不覚にもその当時の画像がなくなったのが残念なんですが、もし、ここを訪れる際に注意すべき点が一つだけあります。

 

イノシシが出ます。

 

看板やポスターには「イノブタ」とありますが、和歌山県すさみ町特産のはずのイノブタがここに生息しているわけではありません。爆  笑

 

2009年当時、レーダーを見た後、信貴生駒スカイラインの道路を信貴山・朝護孫子寺へ向かって歩いていると、僕の10mほど手前で実際にイノシシの親子の群れ15~16頭が道を渡って行きました。もう何秒か早かったらヤバかったです。あせるただ自分の方に向かってこないように、身動きしないように通り過ぎていくのを待つしかありませんでしたね。めっちゃ怖かったです。くれぐれもご注意ください。

 

では。バイバイ