こんばんは。流れ星

 

早速ですが、考えてみたいと思います。

 

 

まず、地上付近6時間予想図を見てみます。初期時刻が9時ですので15時の状況を示していることになりますが、中部地方にある低気圧を問題を解く取っ掛かりにできそうです。

 

ここに低気圧に伴う反時計回りの循環があるということは、そのすぐ東にあるBの地上付近では南寄りの風が吹いているはずだと考えます。そこで地点ア~ウの高層風時系列図の15時でそれが見られるのは地点ウということになります。

 

次に14時~18時のレーダーエコー合成図を見ますと、最も目につく特徴はすべての時間を通じて東北東‐西南西に延びている帯状の降水域が地点C付近に掛かっていることです。このことはウィンドプロファイラの観測に何か特徴が見られるはずと考えて残りの選択肢アかイを見ることになります。

 

ウィンドプロファイラは高い高度まで空気が湿っていたり、雨が降っていたりしますと、風の観測データを多く得ることができるところに大きな特徴があります。そこで地点アの高層風時系列図を見ますと高い高度まで風の観測データがすべての時間において多く、また高度3km付近では風向の鉛直シアーが見られ、帯状の降水域は前線に伴うものと考えることができます。したがってCはアに対応することになります。

 

残りのイも見てみますと、風の特徴として16時を過ぎたあたりから、東よりの風から北東の風に変化していることから、時間に低気圧が通過していることがわかります。また、高層風のデータが少なく、地点Aでのレーダーエコー合成図でも16時でギリギリ降水域が掛かっている程度ということから見ても地点Aはイと考えてよさそうです。

 

よって正解は④ということになります。

 

では。バイバイ