こんばんは。星空

 

今回は問2(1)の枝問①から④のうちの前半として、相当温位・風の予想図をつかって前線の解析をする問題と、もう一つは東経140度線を挟む2地点において相当温位に差がある要因は何かという2つの問題を一緒に考えてみたいと思います。

 

なお、解答用紙は気象業務支援センターHP「過去の試験問題→平成28年度第2回(47)問題(zip)」からダウンロードできます。

 

 

第47回試験・実技試験1・問2

図5〜図7および図9は12時間予想図である。このうち図7は東経140°線に沿っ
た南北鉛直断面図であり,断面の位置を図5 に示している。また,図8 は八丈島
における5 日21 時の状態曲線である。これらと図1,図3 を用いて以下の問いに
答えよ。


(1) 図9 で12 時間後に関東の南海上で予想されている降水域について,以下の
問いに答えよ。

 

 

① この降水域は,図1 で四国沖にある低気圧に伴う前線におおむね対応
している。図5 を用いて,解答図に,12 時間後に予想される850hPa に
おける温暖前線と寒冷前線を,前線記号を用いて記入せよ。なお,前線
の種類を表す記号は必ず塗りつぶすこと。

 

 

 

 

② 図5 の地点m と地点n における相当温位には大きな差がみられる。そ
の差の要因を図3 および図6 を用い,気温と水蒸気量に着目して25 字
程度で述べよ。

 

 


 

※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。

 

考察編は8日23時更新予定です。