こんばんは。星空

 

早速ですが考えてみたいと思います。

 

  

 

第37回試験までの過去問題では、簡単のため、雪の比重を0.1、すなわち、1cmの降雪量が1mmの降水量に相当するものとして換算させる問題が出題されていましたが、実際は地上の気温によって雪の密度が異なってくるため、厳密に正確ではありません。

 

同じ降水量でも地上気温が低いほど密度が小さく乾いた雪となるため、降雪量が多くなります。この場合は降雪や一度積もった雪が風で吹き上げられる地ふぶきによって、視界不良による交通障害が考えられます。

 

逆に地上気温が高いほど密度が大きく湿った雪となるため、降雪量が少なくなります。この場合には電線や樹木などに着雪しやすく、停電や倒木による交通障害が考えられます。

 

したがって地上気温によって雪の性質も異なることで警戒すべき災害が変わってきます。そこで左図のような地上気温と雪水比の関係がわかっていれば、ある気温における雪水比に降水量をかけて降雪量に換算しますと、より精度の高い降雪量が予想できることになります。つまり、

 

雪水比×降水量=降雪量

 

ですので、

 

雪水比=降雪量/降水量

 

ということになり、(a)は降雪量、(b)は降水量ということになります。

 

これを踏まえて残りの(c)(d)を考えます。河口湖の気温は-1.0℃ですので、左図の地上気温と雪水比の関係を見ますと、このときの雪水比は1.3であることがわかります。

 

次に、右図の河口湖の3時間降水量予想値は10mmであることがわかりますので、

雪水比1.3×3時間降水量10mm=3時間降雪量13cmということになります。したがって、

 

(c)1.3、(d)13ということになります。よって正解は⑤ということになります。

 

では。