こんばんは。
今回も第46回試験・実技試験1の続きです。前半は、気温・風の鉛直断面図から、この台風における特に風速が強いところはどこかを作図する問題、後半は700hPaと850hPaの各等圧面における東西方向の気温分布を読み取って表を完成させて、なぜこのようになるのかを考える問題になっています。
結構大変ですが、自分で作業した上で、台風の特徴をつかむ興味深い内容です。次回から一緒に考えてみたいと思います。
問3
図4 は12 日9 時の850 hPa 気温・風,700 hPa 鉛直流解析図,図5 は12 日9
時の台風中心付近の北緯28.0°線に沿った,気温・風の東西鉛直断面図である。
これらと図3 を用いて以下の問いに答えよ。
(1) 図4 を用いて台風周辺の鉛直p 速度の極小値を答えよ。また,台風周辺の鉛
直p 速度の分布の特徴を35 字程度で述べよ。
(2) 図5 における風速70 ノットの等風速線を解答図に実線で記入せよ。
(3) 図5 の風向・風速分布から950 hPa における台風の中心位置の経度を0.1°刻
みで答えよ。
(4) 図5 に関する以下の問いに答えよ。
① 700 hPa および850 hPa の各等圧面の,台風の中心位置および台風中心
から東西方向にそれぞれ経度1°および2°離れた地点の気温を,解答用
紙の表に整数値で記入せよ。
② ①で答えた台風中心を挟んだ東西の気温分布の違いと台風中心付近の気
温の特徴を30 字程度で述べよ。
③ ②で答えた東西の気温分布の違いが生じる主な要因を二つ,図4 の風と
気温および図3 の赤外衛星画像を用いて45 字程度で述べよ。
※問題等の掲載につきまして、気象庁または(一財)気象業務支援センターなどの公的機関とは一切関係ありません。また、商業利用を目的としたものではありません。
考察編は5日23時更新予定です。