こんばんは。星

 

今回は第45回試験・実技2の最後の問題です。前半は風と気温の時系列図から前線がいつ通過したかを考えます。後半はエマグラムからSSI(ショワルターの安定指数)を求めて、大気の状態を読み取り、防災上注意すべき大気現象を考えます。第45回試験・実技試験2・問5からです。

 

 

問5 図12 は名瀬で20 日9 時〜20 時に観測された毎正時の地上風と気温の時系列図,
図13 は名瀬で20 日9 時に観測された状態曲線である。これらを用いて以下の問いに答えよ。

 

 

 

 


(1) 図12 を用いて,前1 時間の気温降下量が最も大きい時刻を答えよ。また,
その降下量を小数第1 位まで答えよ。

 


(2) 名瀬を通過した前線の種類と,前線が通過した時刻を答えよ。また,その時
刻に通過したと考えられる理由を,風向と気温に着目して30 字程度で述べよ。

 


(3) 図13 を用いて,名瀬の大気の状態に関する以下の問いに答えよ。


① 925hPa の温位を1K 刻みで答えよ。


② 相当温位θe(K) は,温位θ(K) と混合比q(g/kg) から近似的に下の式で表
される。この式を用いて,925hPa の相当温位を,小数第1 位を四捨五入
して整数で答えよ。


③ 名瀬のショワルターの安定指数SSI(850hPa 〜500hPa) を1℃刻みで答
えよ。

 


(4) (3) ③から名瀬では各種の注意報の発表が予想される。これらの要因となる大
気現象(「大雨」,「強風」を除く) を三つ答え,それらが発生する根拠を30 字
程度で述べよ。

 

次回、一緒に考えてみたいと思います。

 

では。